Nonsection Radical

撮影と本の空間

何が問題かを

2014年12月08日 | Weblog
日曜日に京都に行った際に、駅前で与党の代表が選挙演説をしていた。
駅に向かいながらマイクの声が聞こえるので、聞くともなしに聞いていたが、物価が上がって大変だから軽減税率の導入を進めると言っていた。
おやっと思ったのは、物価は上がったのではなくて、上げたんじゃなかったっけ?て事。
デフレで大変だからインフレ目標を立てた経済政策を進めた結果、”めでたく”インフレに向かっているのではないのか。
そこに何の問題があるんだろう。
国民の多くも、デフレ退治を支持したではないか。
で、いざモノの値段が上がってみると、こんなはずではなかったと不満に思うのはおかしいでしょ。
セットになった雇用拡大も賃金上昇も演説では叶ったと言っている。
なのに生活が苦しいだろうから軽減税率の導入を図るという。
おかしいでしょ。
もしインフレになって生活が苦しくなる人が出てくるとわかっているのなら、8%に消費税を上げた時に同時に軽減税率を導入すべきだっただろうに、当時はその必要はないと言っていたではないのか。
どうなったんだ?
当初の予想が狂ったのか?
何が狂ったのだ?
その狂いは直せるのか?
直すまでのわずかな時間の軽減税率なのか?
その辺は演説ではわからなかった。
でも何が問題なのかをハッキリさせないと、対策も、心構えも出来ないと思うんだけどなぁ。
なにしろ30年前には、日本は世界一物価が高くて、給料も世界一で、これでは国際競争力がないと政財界はシュプレヒコールをあげ、インフレ撲滅給料削減を旗印にしていたのをまだ覚えているんだもの。




キネマ通り
東京都大田区東蒲田2丁目,大森中3丁目
撮影 2014年8月12日 火曜日 15時55分
コメント
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