闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
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MECE!ミクシィーじゃないよ(笑)

2007年01月12日 22時03分07秒 | Weblog
今日は昨日に引き続き、ご質問のあったMECEについて書きます。
その前に訂正です、「MICE」と記述したのは誤りで、「MECE」が正解です。

「MECE」は世界で最も成功した企業といわれるマッキンゼー&カンパニー社
開発された問題解決のための手段です。
※MECE・・・Mutually Exclusive,Collectively Exhaustive
訳すと...お互いに排他的かつ徹底的な構造化手法というところでしょうか

私が起業するために通っていた起業家塾では、塾長をはじめ多くの講師の方々が
マッキンゼーのご出身だったので、「MECE」があらゆる場面で出てきました。
それでMECEの初歩を習い、その後独学でMECEが自分なりに使えるようになったので
便利なツールとして多くの場面で使用しています。

問題解決手法は他にも沢山存在しますし、MECEが完全でもありませんから
自分が使いやすいツールを選択すれば良いと思います。
ただ、私は体系的にMECEを習ったので、MECEが使いやすいだけです。

MECEを簡単に説明すると、考えうる真因(原因ではない)を徹底的に洗い出し、
それをグルーピング・階層化して問題を整理するもので、
実際はMECEには、付随的なツールも複数存在していて
それをTPOに応じて組み合わせて問題の解決に導きます。
決してMECEだけ解決できるのではありません。

私自身、MECEを使ってみてとっても便利なツールだと思っていますが、
もちろん欠点もあります。
それは、情報収集が前提になっているので、1つの問題を解決するために
収集しなければならない情報量は莫大なものになります。
何故なら、網羅的に情報を収集する必要があるかれです。

次にその莫大な情報をグルーピングしてヒエラルキーに落とさなければなりません。
それぞれの階層に応じたレベルに落とし込まなければ意味をなさないので
大変難しい判断をせまられる場合もあります。
最終的な分析の質は、グルーピングによって大きく左右されます。

現在、MECEに関する書籍やマッキンゼーに関する書籍が沢山出版されているので
MECEを勉強したい方は、一度手にとられてみては如何でしょうか。
特にMECEの入門書としては、
「マッキンゼー式、世界最強の問題解決テクニック」(イーサンMラジエル他著)や
「考える技術・書く技術」(バーバラ・ミント著)が最適だと思います。

その一方で、MBA的問題解決手法も多くの書籍が出ていますね。
こちらも勉強されるとMECEとの違いなども分かって面白いかもしれません。

いずれにしても、経営戦略という難しい問題を解決するには
それに適したツールを用いるのが、結果的に良い結果につながると思います。
昔の先輩経営者の人たちは、このように体系だったツールが
開発されていなかったので大変ご苦労されたと思います。
その代わり、自分なりの手法をあみ出して経営に生かされたのかもしれませんね。

特に私のような素人経営者の場合、「経営者の勘」というものが
働くほどの実績がないので、このような科学的手法はとってもありがたいものです。
逆にMECEがあったからこそ、私のようなものが5年も会社を
経営して来られたのかもしれませんね。

最後に、ご質問を頂きました星川様には大変感謝いたします。
何故なら、ご質問を頂きました事によりモチベーションがあがったからです。
来期の事業計画書はまだ全然進まない状況ですが、
この作業をしている時が一番幸せな時間を過ごしているのかもしれません、
理由は一つ! 世界を変える未来の青写真を創っているからです。


今日目に付いた記事:
 ・島津、京都市に新工場建設・半導体装置向け主要部品を増産
  あれっ?三条の工場敷地内に、工場を新設するほどのスペースがあったかな?

今日の気持ちステータス:

今日のオススメサイト:
 ・松下政経塾
  私ももう少し若くて能力があったら行ってみたかったですね・・・

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2 コメント

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Unknown (佐藤直曉)
2007-01-14 09:35:41
>世界を変える未来の青写真を創っているからです

素晴らしい言葉ですね
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Unknown (5年目社長)
2007-01-14 22:49:22
佐藤様、いつもコメントありがとうございます!

>素晴らしい言葉ですね
ありがとうございます、でも毎年度末に異なった未来になってしまい
自己嫌悪に陥ってしまいます
まだまだ修行が足りませんね・・・
返信する

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