闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
このブログは、そんな私の毎日の成長記録です。

やっぱりね!

2010年02月18日 09時07分45秒 | Weblog
今日にも、PHS大手のウィルコムが会社更生法の適用申請と
企業再生支援機構への支援要請を行うようです。
同社は、現在までも経営再建中でそれがうまくいっていないのだとか。

他人様の事をあれやこれやと言う権利は、私には全くありませんけど
以前、私自身、ウィルコムを利用していて、頭に来る事ばかりでしたからね、
客への応対態度が悪い、顧客情報を勝手に改ざんする、対応も遅い、
今に至っては、正直な話「やっぱり」とか「しめしめ」という声が出る。

私はDDIポケットの時代から、ずっと使っていましたから
顧客としては、契約期間も短い方ではなかったと思いますよ、
そんな顧客を怒らせるような対応しかできないのは、企業として駄目です。

それらは結局、会社全体の体質が問題なんじゃないでしょうか?
会社全体とは、結局、経営陣や管理職の考え方という事です。
製品自体は決して悪くありませんよ、私自身、結構気に入ってましたから。
それにもまして、ああいう対応では継続して使う気になりませんよ。

PHS事業は、現在、ウィルコムの一人勝ち状態ですので
余計駄目なのかも知れませんね、携帯電話のように競争相手がたくさんいて
しのぎを削るような競争すると、自ずからサービスの向上や
顧客重視の姿勢になりますからね。

それとDDIポケットからウィルコムに移行した時期、即ちカーライルが
DDIポケットを買収した後、急速に顧客への対応が悪くなりましたから
アメリカ式の経営の合理化がうまく行かなかった事もあるかもしれません。

まぁ他社の事ですから、どーでも良い事なのですが、
反面教師として、大変勉強になりますな。

ところで、先日、ある番組で面白い事を言っているのを聞きました、
日本の起業家は「如何にして企業を創るか」を考えるが
アメリカの起業家は「如何にして企業を売るか」を考えるのだそうだ。
確かに「金持ち父さん、貧乏父さん」でおなじみのロバート・キヨサキ氏は
著作の中で、明確に「起業家の目的は、企業を創り、企業価値を高め、
最後には高く会社を売る」事が目的であると書いておられます。

それは起業家とアントレプレナーの違いなのでしょう。
アントレプレナーは英語ですが、(元々はフランス語のようです)
しばしば「起業家」と訳されていますけど、ニュアンスとして
かなり「起業家」とは異なるという事です。
それに日本の場合「企業を興す」事を目的にしている場合が大半ですが
アメリカや中国などの場合は「産業を興す」という壮大な場合が多いです。
結果はどうあれ、今後、日本の起業家も、世界を変えるくらいの気持ちや
志や夢を持って起業すべきですな。


お知らせ:
 明日は出張で終日外出するので、ブログの更新がありません


今日目に付いた記事:
 ・ソニー、米アラバマ州の磁気テープ工場を閉鎖へ
  まさに時代の移ろいを実感しますなぁ・・・

今日の気持ちステータス:

今日の一言:
 顧客に目が向いていない企業はやっぱりダメ

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2 コメント

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Unknown (ponpon)
2010-02-18 10:48:43
「産業を興す」
「如何にして企業を売るか」

開拓精神溢れる欧米人にとっては、企業そのものが製品というワケですね。新製品=新産業を生み出し、それを欲しい人に売る。それで得た資金で、新たな産業を生み出す。

日本の経営者はフランチャイズ的な発想を持つ方が多いですね。既存の産業にぶら下がって、それで金を稼いだり、社長として威張ったり、高級車を乗り回すことに生きがいを感じている。

欧米の経営者との意識の差は歴然としていますね。
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Unknown (はんなり社長)
2010-02-18 11:56:11
ponponさん、コメントありがとうございます。

>企業そのものが製品というワケですね。
まさにその通りなんですよね。

>社長として威張ったり、高級車を乗り回すことに生きがいを感じている。
ははは、そういう人、た~くさんおられますな。

>欧米の経営者との意識の差は歴然としていますね。
多分、日本型経営者は、世界の中で少数派だと思いますよ。
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