闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
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日本人はグローバルコミュニケーションが欠如している

2013年07月29日 20時59分15秒 | Weblog
今日の東洋経済オンラインに「TOEIC800点でも"通じない"日本人の英語力」という
面白い記事が載っておりました。

これはTOEIC800点をとっていても英語という言語が通じないという事ではなく、
グローバルコミュニケーションが欠如しているからだと言っている。

グローバルコミュニケーションの基礎は「主張」「事実」「論拠」である。
これらを明確にしないと、外国人とは話が通じない。
これはこの記事で説明して貰わなくとも、よくわかっている。

この3点セットは、英語で相手と会話する時には特に重要なものとなります。
ところが日本の場合「空気を読む」という言葉あるように
「すべて言わなくても通じるだろう」という事を前提に話をする場合が多い。

逆に「主張」すると自分勝手な奴と思われるし、「事実」をいうとしつっこい奴と思われ
「論拠」を言うと「理屈っぽい」と言われる。
私はここ2年以上、外国人と仕事をしているので、この3点セットは必須です。

私が一緒に仕事している外国人と言ったって西洋人じゃありません、
台湾人、中国人、シンガポール人などですが、いずれも英語はネイティブクラス。
台湾なんかは島国ですから、日本とはあまり違いがないように思いますが、
私が仕事をしている台湾人は、外資系企業で仕事していた経験のある人や
西洋人の中で生活していた人ばかりですから、考え方も西洋式です。

そんな人たちとずっと仕事していると、こちらも影響を受けて、
どうしても3点セットが身についてしまいます。
むしろそうでないと仕事がうまくいかないわけで、そうならざるを得ません。

そこで困った事が起こります。そういう影響を受けながら毎日仕事していると、
日本人と話をする時に、どうしてもイライラする場面が出てきます。
最近私がよく口にするのは「あなたはどうして欲しいのですか?」とか
「その根拠は何でしょう?」です。

そういう事を言うと途端に顔色が変わり、あたかも「分かっているだろう」という表情
しかしこちらとしては、相手がどうして欲しいのかハッキリ聞かないと
こちらの憶測だけで動いて、もしその意図とは異なると困るからしつっこく聞きます。

また理由や根拠もはっきり聞きますね、日本人の場合、誰かの落ち度であっても
最後まで追い込む事はまずありません、武士の情けというところでしょうか。
でも外国人は容赦ない、こちらが悪ければハッキリ「お前が悪い」と言ってくる。

当然、彼はこちらが悪い「事実」と「根拠」を言ってくる。
事実と根拠を突き付けられた、言い訳とか弁解など意味を持たない。
逆に自分に落ち度があったら(中国人等に落ち度を認めさせるのが一苦労だが)
自分が悪かったと言ってくる。こちらも「事実」と「根拠」を述べる。

彼らと話をする時には、彼らも私も「because」は頻繁に使う、
理由や根拠を明確に相手に伝える必要があるからだ。
日本人の場合、これが曖昧な場合が多いのでこちらから「どうして?」と訊く事が多い

私の場合、英語がまだかなり下手な状態なので、相手に自分の主張を分からせるには
必ず3点セットにしないと理解して貰えないので、自然と身についたものですけど、
この記事を読んで、それが間違いではなかったという思いですね。

世界と勝負し、世界と取引し、世界の人たちと友達になるには3点セットが必要。
というような事を書くと、西洋かぶれとか言われそうですけど、
そういう減らず口を叩いている間は、世界から取り残されたままだと言いたい。

今は、昭和の古き良き時代じゃない、今の日本は世界の中の日本ですから、
日本人も変わらなければなりません。
それができない人は、取り残され切り捨てられて負け犬になっても仕方ありませんな。
私は嫌だ、世界と勝負し、世界の中で生きていきたい。


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 ・高速ツアーバス「新戦国時代」 宇宙船や豪華個室…生き残りへ発車
  法改正後、さらに生き残りのための熾烈な競争が行われていますな

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今日の一言:
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