闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
このブログは、そんな私の毎日の成長記録です。

素晴らしさと危うさ

2005年11月08日 01時20分02秒 | Weblog
昨日、NHKの番組で「サイボーグ技術が人類を変える」という
大変面白い番組が放映されていた。

四肢の一部を無くした人を補う人工の腕や脚、
それらが神経から電気信号を取り出して動かす事が出来る。
素晴らしい、素晴らしい技術だ。

しかし、技術はその程度ではない、
パーキンソン病患者の脳の深部に電極を差し込んで
異常な電気信号を出している部分を制御するのだ。
その結果、異常な筋肉の震えが消え、日常生活が送れるようになる。

これらは本当に素晴らしい技術だ、この技術によって
従来諦められていた患者の症状を改善して日常生活を取り戻せるのだから
患者にとっては夢の技術だ。

それに輪をかけて驚かせられたのがうつ病患者の例である。
脳のある部位に電気信号を与えるとうつが改善される。
うつは心の病といわれる、機械で人間の心を制御できてしまうのだ。

更にラットを使ってやっていた実験では
直接脳の各部位に電気信号を送ってラットを思いのままに動かすというもの、
このSFまがいの事が現実に行えるレベルになっている事に
驚きと怖さを禁じえない。

上記の番組を見ていると、「ユニバーサル・ソルジャー」という映画を思い出す。
その映画では、一度死んだ人間をサイボーグ技術を用いて生き返らせ
スーパー兵士として軍部に制御されるというものだ。
それが正に現実化しようとしている。

サイボーグ技術は諸刃の剣である。
世界で初めて核実験を行った時あたりから
人類はどうもパンドラの箱を開けたような気がする。
核兵器と原子力発電、遺伝子組み換え、サイボーグ技術、
いずれも諸刃の剣である。
要は使う側のモラルにより薬にも毒にもなる。

諸刃の剣には必要な技術がもう一つある、
それはそれを制御するコンピュータ技術だ。
端くれながらその一端を担っている私としては
諸刃の剣をいかにして平和利用していくかを
考えなくてはいけないのではないだろうか。


今日目についた記事:本田美奈子
「歌」を真剣に追求した信念の人でした。
心からご冥福をお祈りいたします。

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