闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
このブログは、そんな私の毎日の成長記録です。

ははは(^o^) お馴染みのバグだ

2009年04月03日 10時02分55秒 | Weblog
京都では、この週末が桜の身頃
今日あたり、会社帰りに花見で一杯という人も、多いのではないでしょうか。
まぁ皆さん、くれぐれも飲みすぎませんように


さて、今朝のヨミウリオンラインで
『えっ?高速道周回するとETC「0円」に…想定外で改修へ』
という記事がトップに出ていました。

ははは、これの手の不具合は、よく技術者がハマるお馴染みのモノです。

即ち、通常の道路だと、出発点から出発して、グルグル走り回った後
また出発点に戻るのは、極当たり前事なのですが、
高速道路の場合、「一般道よりスピードを出してまで走る=遠くへ行く」
という偏見が災いして、グルグル走り回った挙句、
また同じICに戻ってくるという発想が出ません。

しかしよく考えると、高速道路だって道路ですから、
グルグル回って元のICに戻ってこられるパターンもあるでしょう、
例えば、大阪環状線の場合なら読んで字の如く環状ですから
入ったICから出るという事も十分ありうるわけです。

ソフトウェアのバグというのには、この手のモノが非常に多い、
所詮、ソフトウェアを作っているのは人間ですから、
その人間が陥る常識という罠というのが、実に多くのバグを生んでいます。
多湖輝さんの著書・頭の体操などは、こういう常識という罠に囚われた心理を
うまく掴んでいるクイズ本ですよね。

最近では、茂木健一郎さんの「アハ体験」なるものもそうです、
不変だと思っているものが変化しても、「不変だ」という常識が邪魔をして
変化を捉えることが大変むずかしいですね。

特に技術者などは、常識としての原理やルールの上に成り立って
モノづくりをしていますから、それを覆すような事をなかなか思いつきません。
実際は、原理やルールに則らないといけない部分と、
多角的に考えれば様々なパターンを見出すことができる部分の両方が存在し
優秀な技術者になればなるほど、後者の方を沢山見つけ出すことができます。

最初に書いた高速道路のバグですが、これだってよくよく考えれば
周回して元に戻るというような事がある事が分かるはずですよ。
それに十分なテストをしていれば、このバグは発見できるものです。
と簡単に言いますが、「言うは易く行なうは難し」です。

私も、プラスとマイナスを間違えたり、論理演算の真偽を間違えたりなどは
日常茶飯事で、数多くの様々なテストを行うことによって、
それらのバグを発見し、ソフトがより正しいものになっていくのです。

以上が現実ですから、コンピュータを100%信じちゃダメですよ、皆さん!


今日目に付いた記事:
 ・小規模事業者向け経営改善資金、返済期間を延長 経産省
  これをもっと早く実施していたら、助かった企業もあったろうに・・・

今日の気持ちステータス:

今日の一言:
 一つの脳の中に出来上がった常識を超えるのは難しい