闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
このブログは、そんな私の毎日の成長記録です。

従業員とその家族の今と将来を背負っている

2007年12月10日 19時10分09秒 | Weblog
吉兆、大変な事になっていますねー、でも自業自得。
偽装品目が増えているし、組織的に関与した事も求めましたしね。
贈答品は、殆どすべて偽装だったとか、これはひどい!

最初から偽装をすべて明らかにし、組織的に関与していた事を認めていれば
ここまで信頼が失墜する事もなかったでしょう。
特に涙まで見せてパートさん達に罪をなすりつけた後で
「うそを言っていました」では、企業の倫理だけでなく
取締役をはじめ経営陣の人間性も疑われます。

このような不祥事が発覚した企業の多くがはまる道に、
吉兆もはまってしまいました。
私は以前から、このような不祥事に出会うたびに、本当に不思議に思うのですが
ちょっと調べられたらバレるのに、どうして嘘を並べ立てるんでしょうね・・・
往生際が悪いというか、世間をなめているというか。

最初から正直にやった事を認めるのは良いのですが、
以前、東横インの元社長の「私やりました」会見ではダメですね。
「みんなやっているから私もやりました、そのどこが悪い」
というような態度では、潔さが認められるどころか反感を買います。

吉兆の社長や取締役3人が引責辞任するそうです。
どこまで法的責任を問われるかどうか知りませんが
先祖の顔に泥を塗ったけれど、今までにしこたま儲けたお金で、
後は悠々自適な生活を送るのですから、
引責辞任というのもあまり納得ができないところです。

やはり世間の非難を浴びつつ、お客さんやご贔屓筋の一人一人に頭をさげて
信頼を回復するために汗を流し、元のように信頼が回復されたところで
引責辞任すべきでしょう。
信頼回復という尻拭いを、次の経営者に任せてしまうのはあまりにも無責任だ。

さて一番割りを食ったのは、板場で一生懸命仕事をしている人たち。
吉兆の板場で修行したという誇りも打ち砕かれるでしょうしね。
引責辞任する経営陣は、板場の人たちの将来についても責任を取らねばなりません。
経営陣は、お店の従業員さんとその家族、そしてその人たちの将来をも
背負っている事を認識しなければなりません。
それを考えたら、簡単に辞任という結論など至るはずが無いと思いますがね。

さて、次はどこの偽装が発覚するのか知りませんが、
また吉兆が陥った罠にはまってしまうんでしょうかね・・・


今日目に付いた記事:
 ・11月の街角景気、個人消費下振れなどを懸念・8カ月連続低下
  景気がよくなる要素が殆どありませんからね。

今日の気持ちステータス:
 教訓:身体と気持ちは表裏一体

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 ・吉兆
  ははは