闘う社長の再起編

大きな夢を持って、日々、いろいろな事と格闘しています。
このブログは、そんな私の毎日の成長記録です。

面白くない最近の柔道

2007年12月09日 00時21分37秒 | Weblog
今日は休日なので仕事の話は止めまして...

今、嘉納治五郎杯という柔道の大会が行われているので、ちょっとその話を。

私も昔、柔道に打ち込んだ者なので、柔道の試合の放送を楽しみしているのだが
最近の柔道の試合は、期待とは裏腹に、見ていても大変つまらない。
昔の選手のような、一瞬のテクニックが全然見られないのに輪をかけて
技の効果を狙うより、効果が少なくとも手数だけを稼ぐような場面が多いからだ。

実際に柔道をやった人ならわかるだろと思いますが、
一瞬のテクニックというものが光るところ。最近の柔道では、全部力任せ。
それもこれも、ポイント制を取り入れたから、今日の姿になったのでしょう。

それに寝技での攻防がゆっくり見られないのも、柔道の醍醐味を奪っている。
立ち技では、身体の大きな人が有利でも、寝技になるとそうとも言い切れない。
昔の名勝負にも、身体の小さい人が寝技で大きな人に勝ったというのが沢山ある。

私が柔道をやっていた頃は、身長170cm体重88kg
これでも柔道をするものとしては小柄な方ですから、いざ試合となると
立ち技では結構投げられ負けましたが、寝技で負けた記憶がありません。
まぁ寝技の練習もよくしましたからね。

しかるに今の試合では、10秒か15秒程で寝技に入らなければ立たせる。
そんな短時間に寝技に入るには、余程実力の差があるか、
立ち技から倒れたときに体制の有利不利が明らかか、
もしくは、立ち技で十分効果があって倒れた場合くらいです。

例えば、総合格闘技であるプライドやヒーローズでは、
試合中の殆どがグラウンドの攻防という場合があります。
柔道も立ち技重視ではなく、このような総合格闘技のように
寝技の攻防ももっと重視すべきだと思いますね。
確かに立ち技に比べて寝技は地味かもしれませんが、
寝技は立ち技に比べて大変テクニカルです。だから面白い。

国際柔道連盟から、次第に日本人役員が外されていくに従い
単に力のあるデブが勝つだけの、単調なスポーツになっていくでしょう。
将来、寝技などなくなってしまうかもしれません。

嘉納治五郎先生は、闘うだけの柔術から、
教育目的のための心身の鍛錬法として柔道をつくられました。
しかし、もはや心の部分が失われ、単なる競技になってしまいました。

以前、このブログでも書いたのですが、創始者や創業者の理想や理念は
大変素晴らしいものですが、代替わりするに従って、
心の部分が失われ、単に営利だけに走るようになるのと同様に
柔道も同じような道を歩んでいるように思えます。

多分10年後、私は柔道の試合の放送には、
全く興味を持たなくなっているかもしれません。


今日目に付いた記事:
 ・携帯有害サイト制限、未成年者は原則加入・総務省、各社に要請へ
  これは全世界的にやらなければダメでしょうねー

今日の気持ちステータス:

今日のオススメサイト:
 ・徳山動物園
  今話題になっているマレーグマのツヨシがいる動物園です。
  ツヨシの部屋のページもありますよ