3.11以後の日本

混迷する日本のゆくえを多面的に考える

加計学園問題で安倍政権はおしまいだろう

2017-06-22 14:07:54 | 現代社会論
文科省と内閣府、官邸とそれぞれ食い違っていて収拾がつかなくなっているが、安倍もその取り巻きもシャーシャーとして嘘で固めていて、それがあまりにわかりやすいとぼけようで、憤るというより、小学生のバカ息子みたいに思えてくる。

加計学園の理事長とお友達の安倍晋三は、特区という規制緩和でなんでもやれるというしかけを使って獣医学部を作ろうとした。
今治市も弱小自治体なので、安倍の言うなりであるところまではトントン拍子に話は進んだ。
しかし、そこに待ったをかけたのが文科省である。

なぜ文科省が待ったをかけるかというと、特区だろうが、安倍のお友達だろうが、ダメなのである。
文科省は新しい大学をつくる、大学の学部を改組するとか大学院を新設するとか、そういうことにきわめて厳しく監督をする。それがお仕事の省である。
小さな改組などであれば書類を届け出るだけでOKだが、新学部となるとこれはもっとも厳しい審査をする。

このために一般の大学はその書類づくりなどで一人過労死するくらい大変な作業を強いられるのである。
で、文科省には大学設置審なるものがあり、設置の目的や教員の業績審査など相当細かい書類を提出させられ、書類を行政官だけでなく、大学関係者が目をとおし、可不可を下すというものである。どんな教授陣なのかわからないが、業績何本など細かく問われる。安倍のお友達だろうが妻だろうが、ダメなものはダメといわれる。

だからお友達に有利に早く認可をと思ってもそう簡単ではなかったはずである。

文科省はほかの大学設置と同じようになぜ、いまこの時期に獣医なのか、獣医の将来予測や地域的偏在や定員160の根拠、学生があつまるという根拠、獣医学会などの関係者の意見が動向もふくめ相当な資料を求めたと思われる。

そんなことも知らずに特区だから審査なんかせずにとっとと早く設置の認可を許可しろと安倍とその一味が文科省に迫ったとしか思えない。
文科省も役所だから、審査はするし、だめなものはだめといったのだろう。
だが、そこを押し通した。文科省の天下りを暴露して、事務次官を更迭させ、加計学園獣医学部を認可させようとしたのだ。

そこで文科省事務次官は反逆にでた。設置審を捻じ曲げて新学部を認めるなんて、前代未聞だからである。
いくら総理大臣の意向だとしても、それを許したらおてんとうさまが許さない。

そんな事務次官の不穏な動きを封じ込めるために読売新聞記者をつかってスキャンダルを暴露した。

しかし、国民がいくら能天気だからといってもこれは明らかに安倍晋三の負けである。
審査を捻じ曲げて押し通そうとしたつけは大きいのである。

逃げおおせるとおもっているところがバカなのである。
国民はもう、とっくの昔に安倍晋三から離れている。

都議選は自民党の大敗でおわる。
その責任は下村がとらされるのか?
安倍晋三がどこまで逃げようとも地の果てまで追いかけて辞職させようと思う良心的なマスコミやまともな国民はいるはず。
良識ある国民がどれだけいるかわからないが、決して安倍晋三のゆがんだ薄汚いやりかたを許さないのである。
大岡越前や銭形の親分はいないので、我々国民ひとりひとりが越前や平次親分にならなければならないのである。そうそう水戸黄門はいないのだから。立憲民主国家だからね。
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