3.11以後の日本

混迷する日本のゆくえを多面的に考える

佐野氏の五輪エンブレムの審査過程を明らかにせよ

2015-09-02 12:33:30 | 現代社会論
税金を一円でも使う以上、審査過程を明らかにする必要があるだろう。
審査委員はどのように決められたのか。
審査委員の決め方によっては、出来レースになることが十分あるからである。
審査の過程を明らかにしてほしい。
応募条件を決めたようだが、なぜ、だれが提案しその応募条件になったのか。

無名の才能あるデザイナーを発掘する上でも応募条件はあまり制限しないほうがよいのである。

それから、お金の流れを明らかにする必要があるだろう。

これは、すべての政策決定過程でいえることである。

我々は収めた税金がどのように使われるか知る必要があるのだ。
必要ならいくらでもとはいわないが税金は納めるのである。
いいかげんなことをやっていると思うと納めたくなくなる。

選考過程を明らかにするために、情報開示が必要である。
議事録も含め明らかにしてほしい。

ついでに言えば、広告代理店と限られた芸能プロダクションに利権が独り占めされるような体制をやめてほしいのである。
五輪が手あかにまみれたものにならないように、我々の素朴な五輪に抱いている「思い」を引き受けるような運営を願いたいのである。

1964年の東京オリンピックを生で知っている世代はたくさんいて、その時の感動を身をもって体験している人たちにとってオリンピックには特別な思いがあるものである。
この一連の騒動は全く恥ずかしい。64年のときは、世界の欧米列強に勝るとも劣らない焼け跡からの復興をアピールしたかった我が国だったから、本当によく真面目に働き頑張ったと思う。国立競技場も代々木の体育館、その美しいフォルムが自慢だった。

商業主義にまみれたオリンピックではなく、環境と平和、エネルギー再生、伝統文化をもとにした手作りの心温まる五輪をめざそうではないか。

それが、少子高齢化社会、被爆国日本、戦争嫌いの日本、ものつくり技術大国日本、正直ものの日本(おてんとうさまが見ているからパクらない)の目指すところである。
そういう方向に舵を切るべきである。

まずは低俗で下手な歌をうたう低年齢の「アイドル」が開会式に出てこないように願いたい。


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