3.11以後の日本

混迷する日本のゆくえを多面的に考える

中村哲氏の遺志を

2019-12-05 13:09:01 | 現代社会論
中村哲氏が銃撃され亡くなったというニュースが昨日入ってきた。
ショックで言葉も出なかった。
心から哀悼の意をささげたい。
医師としてアフガンにはいり、貧困からの脱却が本当の現地支援と診療所ではなく干ばつ解消のための潅漑事業に現地の人とともに働いた。
ずっとノーベル平和賞を受賞すべきだと思っていたので、この秋に受賞しなかったのは本当に残念で、そして銃撃されて亡くなってしまうなんて本当に悲しくて仕方がない。
筋金入りのこの70歳を過ぎた医師の後を誰が引き継げるのだろうか。

桜を見る会などといって公金で選挙区の支援者やあやしいマルチ商法の容疑者や反社の人を招待するような下品な首相に中村哲氏の爪の垢を煎じて飲ませたいものである。公文書を平気で破棄、しかも障害者雇用の人への侮蔑的発言をするようなこの政権を許せない。

中村哲氏が貫いたのは社会正義である。ごまかすとか身内にのみひいきにするというような下劣な精神は駆逐されるべきである。

社会のもっとも底辺に生きる人びとを支援するために、ともに暮らし働らきながら支えるなんていうことはそう簡単にできることではない。
われわれは中村哲氏の死を無駄にしてはいけない。アフガンにはいけないけれど、まず、身の回りにはびこる政治的腐敗に目をむけるところからはじめたいと思う。


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