3.11以後の日本

混迷する日本のゆくえを多面的に考える

安倍一強を維持する装置としての選挙制度(小選挙区)をやめよ

2018-04-25 15:49:18 | 現代社会論
2018/04/24 フジプライムニュースをみて、キャスターが軒並みスキャンダルで問題の番組なので、見たくないんだが、
とりあえず見てしまった。
日本の選挙制度が民意を反映するシステムではないことを改めて認識し、愕然とした。

 『政治学者が緊急議論! 混迷政治の構図と本質』というテーマで3人のゲストが出演していた。
御用学者のようなことしかいわない
牧原出 東京大学先端科学技術研究センター教授

しかし、野中尚人 学習院大学法学部政治学科教授と中野晃一 上智大学国際教養学部長・教授はまともなことを言っていて参考になった。
なかでも、
野中尚人氏が日本の選挙制度の問題を衝いていて興味深かった。
それは、2017年の衆議院小選挙区の自民党と野党の得票率の表である。
    獲得議席  議席獲得率  得票率  絶対得票率
自民: 218     75.4%   47.8%   25.0%

野党:   63 21.8%   50.7%   26.5%

これはどうなんだ。選挙制度は民意を反映しているとはいえないシステムであることが明白である。
得票率および絶対得票率は野党のほうが多いのに議席獲得率は自民党が75.4%と桁違いに獲得しているのである。

こんな詐欺のような選挙制度をわれわれは容認することはできない。

安倍と官邸は解散総選挙と寝言を言っているようだが、こんないびつな選挙制度では何を言ってもだめなのである。
民主主義をゆがめているこの選挙制度をどうにかして改善することはできないものだろうか。

今の制度では、何度やっても安倍一強は続く。
それだけは「いくらなんでも、いくらなんでもご容赦願いたい」のである。
絶望的なのである。


コメント
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