3.11以後の日本

混迷する日本のゆくえを多面的に考える

NHK 戦争と平和 とりあえず、見ていますけど 2

2016-10-24 15:35:39 | TVノート
日本語のセリフ、品がない。
ロシア貴族の雰囲気がまるでない。

イギリス人俳優もなんだかなあ。

どうしても、ロシア人によるロシア語の「戦争と平和」じゃなけりゃ嫌だと思ってしまう。

ピエール、うだつの上がらない感じはよいけれど、これはトルストイの分身ともいうべきキャラなのだからもう少し何とかならないのかと思ってしまう。
ナターシャ、品がない。イギリスの女優。少女から駆け落ち事件を経て、思慮深い女性に変わっていく過程が今一つである。つまり深みがないのである。かわいいお姉ちゃんというだけ。
アンドレイはもっと大人じゃなけりゃ。
というわけで、とりあえず見ているが、不満がたまる。ソ連の映画をyou tube で見てみたりして、あれこれ比較してみる。まあ、どれをとっても一長一短、不満は残るのだが。

ということで、結局、岩波の翻訳本を読んで、これまでの自分の抱く、ピエール、ナターシャ、アンドレイのイメージを取り戻す。
映画化というのは、わかりやすいけれど、俳優と監督と音楽などが一体となるわけで、こういう名著の映画化となるとそうとうな実力が必要とされ、BBCといえども至難の業だということなのだ。
衣装とロケにお金をかけていることは理解できる。
高い衣装をつけても中身が薄い女優なので、ぜんぜんよくない。馬子にも衣裳って感じである。

高慢と偏見、コリンファースのものを観たいと思う。
トルストイではなく、BBCはやはり、ジェーンオースティンだろう。または、シェークスピア。

NHKにおねがいしたい。

次はシェークスピアかジェーンオースティンを!

コメント
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