3.11以後の日本

混迷する日本のゆくえを多面的に考える

東大蹴りの医学部進学者

2014-03-18 19:27:06 | 現代社会論
世の中、いつも流動している。
価値も多様である。

ネット上では、東大蹴りが話題だという。

東大出ても実は就職がない。
とくに文Ⅲは大変、学者になるしか方法がない。
で、昔から医学部>東大ということは結構いわれている。

国立大学が一期と二期に分かれていたころ。

東大理Ⅰと東京医科歯科は併願できた。
両方受かるものもいたし、当時は、医科歯科のほうが難しかった。
私の友人は理Ⅰに受かったが、医科歯科に落ちて、以来、医科歯科にはコンプレックス持っている。
理Ⅰ合格、二期校の群馬大学医学部合格、医者になりたければ東大蹴って、医学部へ。
悩ましい選択である。
でも、だいたい東大を取るものが一般的だったと思う。

後で後悔したかどうかはわからない。
理Ⅰでて、電気メーカーに入っても、たいしたことない人生かも。55歳ぐらいで役職定年。
医科歯科へ行って、60過ぎても依然として医者としてやっている人もいるだろう。
人それぞれである。

東大かそれ以外という選択肢やは視野が狭すぎるよね。
京大もあるし、芸大もあるし。

ノーベル賞も意外にも東工大や東北大などから出ていることを見ると、東大もただの人の集団であることがわかるよね。
東大の受験科目の多さは、天才を排除するものなのかもしれない。
特に数学物理の天才は、東大の試験では測れないし、けっこうそういう子どもは、京都や東工大や東北大に行っていたりするもんなんだ。
数学天才だが、英語はトホホみたいなのが、実は一番、期待できる子どもだったりするからね。
東大型の入試スタイルは、官僚になるか学者になっても政府の審議会なんかに名前を連ねる体制派の学生を集めるためには好都合なのである。


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認可保育園を充実させよう

2014-03-18 18:47:12 | 女性の地位
低額な保育サービスが繁盛しているらしいが、それはだめである。
保育は専門職。
それに、きちんとした保育園でなければ預けてはいけない、というのが鉄則である。

しかし、現実は、認可保育園は足りず、結局、お手軽にインターネットで探して預けるということになり、悲劇は生まれる。
だいたいわけのわからない保育サービスなんかになんで預けるんだか。よっぽど困っていたのだろうか?

乳児を誰かに預けていいものかと思うだろうが、大丈夫である。
ちゃんとした認可保育園なら大丈夫。保育士、看護師もいる。長年保育園でキャリアを積んだ保育士たちは、ものすごく頼りになるよ。
保育園は密室ではなく、公共的空間だから、虐待などは未然に防げるし。

3.11の時に東北の保育園では、ほとんどの子どもたちが津波などの犠牲にならなかったことでも有名で、日本の保育の質の高さが証明された。
それくらい強固で信頼できる日本の保育。みんな、赤ちゃん負ぶって山を這い上がったんだそうだ。それでみんな助かった、という記事を読んで感動した。

未熟な親がマンションの一室でせいぜい公園デビューぐらいで気休めのような子育てをしてアタフタとするより、保育園に預けたほうが子どもはずっとタフに多くを学ぶだろう。

とにかく、保育士を大量に育てて、認可保育園を大量に作って、働く女性を支えよう。
質の高い学童保育を大量に作ろう。
そうすれば日本の子育ては確実に変わる。
少子化も少しずつ解消する。

曽野綾子みたいな姑の小言などスルー。
タフな子どもに育てたいのなら、保育園に預けて、若いお母さんは社会とのつながりを強くもつために働きましょう。

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