都知事選2014 ますぞえ要一になる

結局、ますぞえになった。
細川は年を取りすぎていたし、反原発をいうだけでは有権者は満足しなかったということだ。
反原発と環境、福祉、平和などをつなげた概念が必要なのに、たとえば持続可能な社会づくりとか、そういうことはいわずに、原発問題だけをノウテンキにあげていたので嫌われた。
おまえのように殿様にはわからないだろうが、反原発をいっていれば飯が食えるわけではないので、リアリストは細川には投票しなかったのだろうなあ。

それでは、宇都宮さんならどうか。年齢も比較的若く、貧困や雇用、多重債務などはやってくれそうである。
しかし、オリンピックのようなものは苦手だろうなあと思う。財界の支援を受けられそうにないし、どうも貧困だけで都政はやっていけないだろうと思う人がいてもおかしくない。

で、安倍自民党の支援が気に食わないが、地方出身者で親の介護で苦労しているらしいますぞえに投じた人も少なくないのだろう。

行政能力がないとだめだし、面白みがないとつまらない街づくりになってしまう。
老人ホームの待機者などの介護問題や保育所待機者問題などの福祉の政策がない都政なんてありえない。
原発問題は大切だが、それだけでは心もとない。

もっと環境配慮型の街づくりとか大気汚染の問題などに言及しなければね。

原発問題を争点にさせない勢力があったと細川が敗者の弁でいっていたが、そういう勢力があっただけでなく、一般都民はもっとリアルな世界で暮らしていたのである。
霞を食っているわけでないので、原発だけでは当然立ち行かないと誰もが皮膚感覚で思っていたからこそ細川には票が入らなかったのだ。

細川陣営は現実の都民の生活がイメージできなかったということが最大の敗因なのではないだろうか。