3.11以後の日本

混迷する日本のゆくえを多面的に考える

NHK クールジャパン 職人編を見た:ものつくり日本の根幹

2013-03-04 12:25:54 | 現代社会論
先日、夜中にやっていたクールジャパンをみた。
台東区の職人をとりあげていた。

途中からみたので、前半はわからないが、
番組の説明は次のようなもの。

日本のものづくりを支える職人。外国人が訪れた東京・浅草の江戸下町伝統工芸館。木彫りや銀器など50種類の製品が展示され、職人の実演も見ることができる。そして江戸時代から200年以上続く造船所。船大工が豊富な木の知識と技を生かして木の自転車作りに挑んでいた。さらに一人のカナダ人が山あいの古民家に住み、カイコを育てて糸を紡ぎ、藍で染め、布を織っていた。日本の職人の卓越した技術は外国人の目にどう映るのか?
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襖の取っ手ややすり職人、船大工、
すばらしい!
感動する。

職人、伝統を守る人々
丹念に細部にこだわり仕事をする。妥協はない。職人のプライド、江戸の職人の文化である。お金にならなくても良い仕事をする。
こういう仕事の仕方がものつくり日本の基本である。

アメリカ人やオーストラリア人にはわからないだろうねえ。
大量生産大量消費のしかも歴史の浅い開拓で自然を破壊してきた人々にはこの文化は全く理解できないだろうね。

職人、彼らは芸術家といってよい。紙一重である。

後継者がいないという嘆きをきく。
確かにそれは問題だ。

彼らの息子たちはどういう仕事についているのだろう。

ものつくり技術系サラリーマンになっていたりするのだろう。
こういった職人の息子にけっこう優秀なのがいて、開成から東大工学部にいって大手電機メーカーの幹部になっていたりするのである。または、芸大にいって工芸をやっていたりする。芸大の先生が弟子入りしたりしている。

丹念な仕事、細部にこだわり、妥協はない。これはよい仕事をつくりあげていく基本である。こういう仕事ぶりが日本の技術の評価をあげ、世界の信頼を勝ち取ってきたのだ。


こういう技術を後世に伝え、大切に守る必要がある。

アキバ駅で下車するよりそのとなりの伝統工芸館にこそ若者は足を運ぶべきなのである。
若者は忍耐強い職人の仕事をこそ見習うべきなのである。
濡れ手に粟のようなバブリーな商業文化は撃退すべきなのである。
地味な努力を評価する社会をつくるべきなのである。





コメント
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