3.11以後の日本

混迷する日本のゆくえを多面的に考える

お涙頂戴ばかりのマスコミ:取材力の低下

2013-03-05 18:26:52 | 現代社会論
悲しい話題が多い。

アルジエリアからはじまり、この大雪でたくさんの人が亡くなっている。

3.11が近くなり、マスコミは一斉にこの話題である。

でも、どうなのだろう。
新聞やTVはいかにも悲しい話題を持ち出して、これでもかこれでもかと視聴者に伝えようとする。
泣いているのは記者ばかり。

当事者も読んでいる方もそうなのだが、悲しいには違いないが、それでもそれぞれ毎日の暮らしのなかで、次第に思い出になっているのではないか、と思うのである。人間は悲しい体験をして泣き暮らすこともあるが、それでも、また、立ち上がって生きていくのである。

毎日新聞で、フクシマの取材時にカメラはマスクをつけている子どもを探して、記事にしたというようなことが書いてあったが、子どもたちはマスクなんかつけていなくて、たまたま風邪をひいてマスクをしていた子どもの写真をとったとのこと。わかるなあ。

取材側に記事にしたいモデルがあって、それにあった人をさがし、世に問う。
リアリズムからは程遠い取材。

最近の朝日、NHKはこの傾向が強いように思う。

ゆがんだレンズでなにを訴えようとしているのか。
記者の自己満足みたいな記事はやめてほしい。

われわれは、もっと、前にすすむための、未来を考えるための記事を求めているのだ。
お涙ちょうだいだけでは物足りない。
思想のない取材はいらないのである。

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たばこの煙のPM2.5は「中国並み」である

2013-03-05 12:19:59 | 環境問題
朝日新聞デジタル 2月23日(土)11時24分配信 で

たばこの煙のPM2.5「中国並み」であるという記事

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 中国の大気汚染で問題化している微小粒子状物質PM2・5にからみ、日本癌学会など18学会でつくる学術グループがPM2・5を含むたばこの煙の対策を訴えている。喫煙可能な飲食店などの濃度は北京と同レベルで、日本国内では屋外よりも受動喫煙対策の不十分な屋内のほうが深刻。

 PM2・5は直径2・5マイクロメートル以下の粒子。肺に入り込むことによる健康影響が懸念されている。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


北京の大気汚染は深刻だ。PM2.5は発ガン物質ともなる。
みんなマスク着用である。

しかしだ。タバコも同じくらい危険なのである。
喫茶店でもくもく、視界がわるい、というようなところなど、北京同様、あるいは、それ以上危険である。

喫煙者にはもうしわけないが、禁煙してもらいたい。
受動喫煙は困る。
公共施設、学校、病院、飲食店もすべて禁煙、分煙ではだめだ。

日頃ヘビースモーカーの新聞記者殿が、北京のPM2.5をいうのがちょっとおかしい。

日本全国、禁煙にすべきである。

加えて、
自家用車は禁止、路面電車に切り替える。それで少しは緩和される。

煙草くさき国語教師が言うときに明日という語は最もかなし(寺山修司)

懐かしい。高校時代、数学教師がヘビースモーカーだった。
数学の問題を解いている間、先生は、窓辺でピースを吸っていた。

時代は変わったのだなあ。


 
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