教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

雨上がり、期待して歩く

2016年06月22日 | 自然

この時期会えるはずのツノトンボやカゲロウの仲間、樹上性のシジミチョウ、
ヘビたちにオオミズアオなど大型の美しい蛾。
6月も後半となったのに今年はまだ出会えておらず焦ります。


しずくをたたえて瑞々しさが増したヤマモモにはやっぱりタイワンリス
そしてクヌギカメムシとツヤアオカメムシがいました。


きれいな水滴!
間近でしみじみ味わってから全体を見ると


それはエビヅルの新芽でした。花も咲いていますね。


うなだれたカラムシの葉に2匹のラミーカミキリ
茎の部分は傷ついていて、食害されたように見えます。
この2匹、近づいても何も起こりませんでしたが兄弟でしょうか。

トンボの羽化やオタマジャクシを狙うヤマカガシを期待して池に行けば

会えたのは翅を乾かすオオシオカラトンボのみ


いくつかヤゴの抜け殻はありました。
羽化するとき、ヤゴの背中がぱくっと開く瞬間を見てみたいな~。


きれいな翅が落ちていました。ビロードハマキのもののようです。
そういえば今頃成虫に会えるはずなのにまだ見ていない。

例年より出会いが少ないのは、薬剤が撒かれているとか気候変動のせい
とかではなく・・きっと歩く時間が短すぎるだけなのでしょう。
何とか時間の使い方をうまくしたいものです。


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6月四回目の教室 ヤマユリ咲く

2016年06月21日 | 教室風景

6月四回目の教室日も晴れて暑くなりました。
天窓からの光が強烈で真夏を思わせます。


デッサン、骨描き、ドーサ引き、地塗りなどの下地づくり、描きこみ。
皆さんそれぞれの過程をマイペースで作業されています。
晴れていても画面の乾きは遅いので慎重に進めてゆきます。


午後にはYさんが水彩画作品を完成させました。
順次ご紹介してまいりますのでお楽しみに☆

上郷森の家別館のまわりでは

シャラノキの花が咲いていました。夏椿ともよばれる花は儚げ。
葉色も幹の表情も美しく気品があります。

森の中では


早くもヤマユリが咲いていました!濃厚な香りがあたりに漂ってうっとり。


ネムノキの花まで!もう夏ですね~。


お昼休み、あまりの暑さに緑のトンネルを行くとタイワンリスに会いました。
上にも右寄りに小さく写っていますが・・枝を素早く渡ってゆきます。

久しぶりに大好きなハンミョウに会いました。


いつもは素早く逃げてしまうのに数枚撮るまでじっとしていてくれました。
立派な顎に素敵な体色、そして獰猛なハンター。魅惑的な生き物です♪

Uさんが近くでよく蛇に会うと情報をくださったので、いかにもいそうな場所を
探して歩きましたがこの日も会えず。
嫌がるUさんが何度も会ってこんなに会いたいと願う私が会えないとは・・
うまくいかないものです。

コメント (2)
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6月中旬 池の周りの生き物たち

2016年06月20日 | 生き物

久々に晴れた日、ホタルの池まで足をのばしてみると


ノリウツギの花が咲いていました。
この植物の樹皮からえられる粘液は、和紙の流し漉きの過程で紙料繊維が
水の中で固まったり沈んだりするのを防ぐネリとして使われています。

花にはよく昆虫を見かけるのですが、このときは来ていませんでした。

あっ、ホタル?


と思ったら、オバボタルでした。
ホタルには暗くなってから来れば会えるのかな。


あいかわらずクロスジギンヤンマが悠然と飛び続けているなか


何トンボだろう?羽化したてのイトトンボの仲間が翅を乾かしていました。


穏やかなハラビロトンボに


華やかなショウジョウトンボ
今のところ数は多くないようです。


数が多く気が強いのはこのオオシオカラトンボ。
暑くなるにしたがってトンボの種類も数も増えてきました。

羽化の瞬間を見るには早寝早起きをがんばるしかありませんが
早寝って難しい。夜9時以降はPC作業をしないように・・してみます。


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スケッチ展のお知らせ

2016年06月19日 | その他

第24回 横浜鎌倉スケッチ展が6月21日(火)から開催されます。



ベテランが大勢所属する横浜鎌倉スケッチ会。
我々グループ彩雲のメンバーOさん、Tさんも参加される予定です。
今回も見応えのある展示となることでしょう!おススメ作品展です☆



「横浜鎌倉スケッチ展」
2016年6月21日(火)~27日(月)
10時~18時
(初日は13時から、最終日は16時まで)

会場:横浜市民ギャラリー・3F/A・B室
JR,地下鉄桜木町駅徒歩10分
tel 045-315-2828


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6月中旬 森の赤い実にタイワンリス

2016年06月19日 | 自然

横浜自然観察の森で先日出会った木の実は
2種とも食べられるようです。
ただこの森のものは動物たちのもの、見るだけです。


ヤマモモの実は今年も鈴なり


赤く熟した実はまだ数えるほどですが

ガリッ ガリッ ガリッ・・
木の陰から実をかじる音がします。

タイワンリスです。折った小枝を持っています。


夏毛にはえかわったのでしょうか、冬季よりもほっそりして見えます。

もう一種、タイワンリスをよく見かける実があります。


ヒメコウゾです。


果肉には粘りがあります。
実にはよくアリもきています。甘いのですね。


花は晩春に見られました。
雌雄同株で、コミスジの下にあるランプータンのようなものが雌花です。

ほかにもまだ桑の実が見られます。これらの実りが盛りを終えたら
いよいよ森は深い緑におおわれて、夏本番ですね。


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6月三回目の教室 ぬけるような青空

2016年06月18日 | 教室風景

6月三回目の教室日は真夏のような日差しですっきり晴天。
それでも窓からの風はまだ爽やかで気持ちの良い一日でした。


梅雨入りしてからはゆっくりペースで制作を進めていましたがこの日は快調。
外で遊ぶ子供たちの声を聞きながら楽しく描き進めることができました。


おたがい制作途中を見て勉強したり、あれこれ情報交換したり。
刺激しあえて談笑できるお仲間がいるのはよいものですね。

午後にOさんが日本画作品を3点完成させました。のちほどご紹介して
まいりますのでお楽しみに☆


朝のうちはまだ薄曇りで前日の雨の雫が野原にのこっていました。

可憐なネジバナ♪


クマノミズキは花盛り。蝶がいないかな~?


このベニシジミやルリシジミがいました。
今年はなかなか楽しみにしているゼフィルスに会えません。

よく見かけたのが


梅雨時ならでは、カノコガのカップルです。
翅に透けた部分があって涼しげです。

お昼休み、空を見上げると

久しぶりの青空です~♪緑もいきいきして見えます。


中庭にうずくまっていたカラスも暑さにあえぐようにクチバシが半開き

視線の先には手作りの小鳥の巣箱があります。
昨年巣箱のヒナをカラスが襲っている場面に遭遇して衝撃をうけました。

ほ~ホケキョ!

久しぶりにウグイスの姿を見ることができました。

汗だくになったのも久しぶりで木陰を選んで歩きました。
活発に飛び回る小さな生き物にも出会いました。次にご紹介いたします。


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6月散歩道のいろどり

2016年06月17日 | 散歩

今にも降りそう!傘をもって急ぎ近所をまわると


ザクロの花が咲いていました。今年は花数が多めです。


ハギの花は涼やかですね~。
開花がちょっと早い気がします。

ハーブ園に行くと

フェンネルの花でしょうか。
近くにあったブロンズフェンネルはまだ花芽さえ出ておらず
ちょっと根元も違うような気がする・・。名札はついていませんでした。


こちらは“ラムズイヤー”の名札あり♪
ウサギの耳そっくり!のふわふわ柔らかな葉っぱで手触り最高です。

ムクゲはさすがに咲いていないかな~と見に行くと


今年も出ていました。花はまだだけれどラミーカミキリが。
活発に動き回って相手を探しているようでした。

ミズキの葉はどんな様子かな?
以前いろいろな生き物が見られたミズキの木に行くと
エサキモンキツノカメムシのお母さんが大集合していました。

粒々のもの、カメムシ等苦手な方はこの先はスルーしてください。





背中に純白ハートを背負ったエサキモンキツノカメムシのお母さん
産みたて卵の上に覆いかぶさってしっかり守っていました。
雨をさけるためか、みな葉裏に産卵していました。

他にも


孵化した子供たちを守るお母さんも。
もうすぐ旅立ちのときですね。

梅雨時にだからこそ見られる情景がたくさん。
あれやこれや夢中で探していると時間がまたたくまに過ぎていきます。



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6月の樹液

2016年06月16日 | 自然

すっきりしないお天気が続いていますね。森の散歩道も薄暗いですが
クヌギの樹液が出始めていて、いよいよ夏らしくなってきました。


キイロスズメバチでしょうか。


これは大きい・・。
遠くから光をあてて一枚撮影したらすぐその場を去りました。


しばらくして同じ場所にもどったらサトキマダラヒカゲがいました。

ルリタテハとかゴマダラチョウが来ないかな~・・。
待ちましたがこの日は以上の三種のみ。時間を変えれば他の昆虫にも
会えるかもしれませんが、クワガタやカブトムシは諦めています。
周辺は大変な荒らされようで根元に猪でも通ったのかと思うほどです。


鮮やかな黄色いキノコが出ていました。
カサの直径は35mmほど。


裏から見るとこんな感じ。白くて艶のある軸は左の腐った倒木から
直接出ていてツボなどはありませんでした。珍しいのかな?


脚だけは上のキノコのようなキアシドクガ。


アオシャクの仲間もいました。
昔は蛾って地味な茶色いものばかりだと思い込んでいましたが
色鮮やかで美しいものも多くいるのですね。

もうそろそろカラっと晴れてほしいものです。
どんより曇っていると足取りまで重くなります。

コメント (2)
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Hさんの新作日本画

2016年06月16日 | 教室風景

Hさんは飛騨高山の旅で出会った光景を描かれました。


「日下部民芸館(飛騨高山)」 日本画  F6

明治時代の見事な町家造りです。煤で黒ずんだ太い梁、年季の入った
建具に囲炉裏。守り伝えてきた人々の思いが滲み出る情景に感銘を受け
その趣深い艶、空間の精気までをも細やかに根気強く表現されました。

近づいてみました。

微妙な明暗を細筆で丹念に、時に刷毛で大胆に表現され納得のいく
味わいが出るまで岩絵の具を何層も重ねました。隅々まで気迫がこもり
清々しい緊張感が漂っています。静かなエネルギーに満ちた作品です。

Hさんの作品はどれも温かくしみじみとした味わいがあります。
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Hさんのページに制作順に掲載されています。ぜひこちらもご覧下さい。


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ハンゲショウ咲く水辺

2016年06月15日 | 生き物

雨上がり。
日差しが弱く気温もたいして上がらなかったので水辺をぐるっと歩きました。


穴だらけのミズキの葉に大きなかたつむり。ミスジマイマイかな?
エサキモンキツノカメムシも見かけました。


華やか♪花菖蒲はいろいろな品種があるものですね。


早くも咲き始めたミソハギに休んでいたベニシジミ
下に生えているスイバで産卵行動をしていましたが瞬間は撮れず。


撮影できたのはこのオオシオカラトンボ一頭
コシアキトンボもいましたが飛び続けていて忙しい!

今年も爽やかな光景が広がっていました。

ハンゲショウです。
この茂みでは毎年いろんな生き物が見られます♪。

この時はヒメギスの数が多く、クモもいましたが


新しい出会いがありました。矢印の先、10mmほどの小さな甲虫です。

近寄ってみると


立派な顎に大きな眼!トウキョウヒメハンミョウです。

たまたま葉の上にいてくれたのでよかったですが、土の上にいたり
自分が早足で歩いていたら気付かなかったでしょう。
今後はこの時期この場所にハンミョウがいるものだと思ってゆっくり歩こう♪

期待していたカイツブリには会えなかったけれど新たな発見があって
嬉しい散策となりました。

 


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