教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

ふりむくとそこにはいない

2017年07月26日 | 生き物

少し前までラベンダーがよい香りを漂わせていたハーブ園。


クマバチたちがブンブン飛び交っていましたが

今花盛りなのはブロンズフェンネル。
この花は小さな生き物が集まるので期待して観察すると


今年もアカスジカメムシが来ていました。

フェンネルはセリ科なのでキアゲハがよく卵を産みに来ます。


いたいた♪3頭見つかりましたがもっといるかもしれません。
一番撮りやすい場所にいるこのキアゲハの幼虫を撮り始めたら
風が吹き、目の前をモンシロチョウが横切ったので目で追ったり。

同じキアゲハの幼虫を再び見たのは1~2分後でしょうか。

あれっ?さっきまでいた場所に幼虫がいないので探すと
衝撃のシーンが展開していました。




ああ・・キアシナガバチに。


キアシナガバチは近づこうとすると嫌がって食べながら飛んで移動。
子育て中でしょうか、ハチも必死です。

ほんとうにあっという間の出来事でした。
さっきまで夢中で食事していた幼虫が無残な姿に。。
身を守る術を持たない幼虫は蜂や蜘蛛に襲われたり寄生バエに寄生
されたり、人間の手で駆除されたり。
この場所で蛹になったものを一頭しか見たことがなく、しかも
その蛹は寄生されていました。蝶になれるものはごくわずかなのですね。

川沿いの道を行くと、アカボシゴマダラがエノキのまわりを
飛んでいました。


産んだかな?


やっぱり!


母蝶はボロボロです。
適当に産んでいるように見えるけれどよい場所を選んでいるのでしょうね。

キアゲハの顛末に思ったよりもショックを受けていて
帰り道の運転はいつも以上に慎重になったのでした。

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