教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

ヒメツチハンミョウにギンリョウソウ

2023年05月02日 | 生き物

作品展搬出後、気になっていた生き物に会いに西の森へ行きました。
10日ほど前のことです。

その日はよく晴れて暑いほど。


早くもギンリョウソウが出ていました!


ガクウツギも花盛り


ガクウツギの花をじっくり見ていたら、突然バキバキっと音がして
5mほど先に木の幹が落ちてきました。
地面に落ちた音もすごかったのでびっくり!
森はナラ枯れ病がまん延し枯死した木が多いので注意しなければ。。

しばらくは上を見ながら歩きましたが


スジクロシロチョウを追いかけているうちに忘れてしまいました。


テングチョウもよく飛んでいました。
ミヤマセセリらしきチョウを見かけましたが追いつけず。


はじめての昆虫にも会えました。
シリアゲの仲間だと思い検索したところキアシシリアゲ、なのかな?
こんなに種類が多いとは知りませんでした。


愛らしいヒメハギの花を撮っていたら

すぐ近くをトコトコとヒメツチハンミョウが歩いていました!
けっこう歩くのが速い。

集まるヒメツチハンミョウたち

オスは触覚を動かしながら口でメスの後頭部をトントンしている様子。

一匹のメスのあとについてゆくと


このつる植物にとりつきました。センニンソウでしょうか。


この葉には先客がいました。
下2匹がメス、上の顔だけ出しているのがオス


下がメス、上がオス。メスのお腹のボリュームがすごいです。


メスはひたすら食べ続けます。


オスは触覚にハートのようなものが付いています。

はじめは3匹だけでしたが、30分後にもどってみると


葉を食べ続けるメスにオスが集まっていました。
ハンミョウたちは仲間がいるところに迷いなく向かっているように
見えましたが、どうやって居場所がわかるのだろう?

メスは数千個の卵を土中に産み、孵化した幼虫は花の上にのぼり
ひたすら目当ての(寄生できる)ハナバチがやってくるのを待つ。
幸運にもハナバチにとりついて巣に運び込まれた幼虫だけが生き残る
ことができる。ということですが、そのシーンを見てみたいものです。

今年もツチハンミョウに会えた♪
すっかり夢中になって、ヤマビルの存在を忘れていました。


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Iさんの新作鉛筆画(029) | トップ | ゴールデンウィークは庭仕事 »
最新の画像もっと見る

生き物」カテゴリの最新記事