Kさんは里山の情景を描きました。
「故郷(さとやま)」 日本画 F10
どんよりと重く垂れ込めた空からは
大小さまざまな雪が落ちてきて
円筒形に積まれた稲わらが広がる
収穫後の田んぼに積もりはじめています。
夏にかけまわった山の木々はすべて葉を落とし
青黒い塊となって静かに眠っているようです。
心に刻み込まれた故郷への強い思いが
作品の輝きとなって、見るものの心をゆさぶります。
描きたいイメージがはっきりしているKさんの
制作スタイルは話すようにどんどん描く!
自然とタッチに勢いが出、生き物のように
動き出しそうな作品が生まれてきます。
Kさんの過去の作品は
HP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Kさんのページにたくさん掲載されています。
ぜひこちらもご覧下さい!
Sさんは思い出の公園を描きました。
「鶴牧公園」 日本画 F6
公園の桜がすべて満開になっています!
うっとりするような華やかさのなかに
切なさも混在している静かな光景・・
この道を歩きたくなってしまいますね。
骨描き、墨入れからゆっくり丁寧に描き進め
岩絵の具も静かにじっくり塗り重ねました。
とくに桜の花は盛り上がるほどで
そんなSさんの桜への情熱が
作品をより見ごたえのあるものにしています。
見ているうちに画面に吸い込まれてしまうような
素敵な作品です。
持ち味の爽やかな明るさに
味わい深い物語が加わり
一作ごとに変化してきているSさん。
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の
“作品集”の中のSさんのページに掲載されています。
ぜひこちらもご覧下さい。