さいふうさいブログ

けんちくのこと、日々のこと、いろんなこと。長野県の建築設計事務所 栖風采プランニングのブログです。

善光寺木遣り唄♪

2016年05月13日 | 現場16~東御市 古民家カフェ計画

(海野宿の町並み 2016.5.4)

 

海野宿にて只今やっている丸屋改修工事(カフェ工事)。

4月は大工さんのご事情により、工事が途中少し空きまして

4月下旬よりまた大工さん再開し、人手を増やしてやっております

 

大工さんの居ない間に

化粧土台下に敷く石をどうしようかなーと

現場で検討したりしてました。

 御影石のサンプル板

 

既存の布石に意匠的にも近い感じにしたいなぁ。

石の仕上げはどうする?

予算見積もりは足りる?

 

そういうのを確認しつつ

白御影だと、既存の布石にはちょいと、合わないかなーと

黒御影にしてみることにしまして、

仕上げは、小叩きくらいがいいんでしょうけど、ちょっと単価が予算オーバーになってしまうし

どうしようかなと。

最終的にはお施主さんと打ち合わせして

凸凹の仕上げだと、お掃除が大変そう、という事で

切りっぱなし仕上げに決まりました。

 

 

黒御影の切りっぱなし。

テクスチュアは随分違ってしまいますが、色合いは、まあまあってところでしょうかね。

 

既存の布石を欠き込んで、新たな黒御影を入れたのですが

加工手間まで見積もってなかったので

既存布石の欠き込みは現場監督の主人がコツコツと削りました

丸3時間くらい掛かったようです

(大工さん達が帰った後、夜な夜なやってたみたい。お疲れさんです)

 

 

さて、現場が遅れ気味なので

大工さんは応援の大工さんを連れてきて下さったのですが

その方は、な、なーんと!御歳80歳の大工さんでいらっしゃいました

これがまた、仕事が早くって

驚きの体力なんです。

 

しかも、しかも

善光寺木遣り唄 の師範でいらっしゃるとの事

善光寺木遣りは平成3年に長野市指定無形文化財として登録され、

現在でも信州の北部(北信地域)では建築行事や結婚式などで唄われています。 

 

私も北信で仕事をした時に、竣工祝で木遣り歌を聴く機会が何度かありました。

仕上がった建物の中で、棟梁を筆頭に携わった大工さん達、時には建設会社の現場監督まで唄えることも。

これがかなりの声量で、建物内に声が響き渡り、背筋がゾクゾクしたものです。

 

その善光寺木遣り師範の大工さん。

4月30日、5月1日と長野市松代町の祝神社(ほうりじんじゃ)御柱祭

木遣りを披露するというので

それは是非見たいと思いたち、松代へ行ってきました!

 

 

こちら中央で唄っておられるのが大工さんです。

法被も、鉢巻も素敵です

 

御柱祭山車巡行コース沿いにあったお菓子司 歌月堂さんの一口大福♪

お茶請けにと大工さんから頂いてしまいました~

 

 

美味しかったです☆ ご馳走様でした

ついつい頬張ってしまうサイズで

こりゃ食べ過ぎに注意です

 

こちらが祝神社。

 

  

さて、そんな訳で

俄かに木遣り唄ブーム♪なワタクシです

木遣り唄も調べてみると、いろいろあるようで

諏訪の御柱祭で唄われる木遣り唄は、御柱祭以外で聞く機会はないように思われるのですけど

この善光寺木遣り唄は、先にも書きました通り、

建築工事やお祝い事などで北信では唄われます。

 

折角、海野宿に応援で仕事に来たからと

なんとー

海野宿バージョンの木遣り唄を即興で考えてくれた大工さん♪

7775 で歌詞を考えれば合うのだそう。

 

善光寺木遣り唄~即興 海野宿バージョン~

 

 

始めての動画投稿ですが (やり方がまだよく分かりません・・・)

善光寺木遣り唄、いいでしょう!

北信地域ではお祝い事でも唄われるので

この際、この古本カフェのオープンの時に、どうだい?

との事です~

さー、どうする?どうする?

お施主さんに聞いてみましょうかね!

 

 

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