京恋し

頑張った時のご褒美は京都。ずっと憧れ。

梅雨の晴れ間

2014-06-10 23:09:51 | 季節のことば
久しぶりに雨のない一日。

              
              相変わらず重たげな空の下、何やらすがすがしげなスポットが。
              夏椿のすらりと伸びた木にオーナメントのような白い花。

        
        顔を近づけてよく見れば、花びらの縁にあるかなきかの細かいギザギザのフリンジ。

              
              ここにもあそこにも、一つ一つの花にカメラを向けたくなる。

        
        清楚に楚々と咲いて、一日でほとりと落ちる。
        京都の妙心寺東林院では苔の上に散り落ちた夏椿をめでる会がある。待つほどもなく
        ほとり、ほとりと落ちて、苔の上に浮かべたような白い花は見飽きなかった。

        ナツツバキ:ツバキ科日本原産

              
              鉄砲百合も鬱陶しさを吹き飛ばしてくれるようなさわやかな白。
              鉄砲百合も原産は日本です。

        
        同じ百合でもこちらはスカシユリ。鉄砲百合と違って花が平開するので、花びらと
        花びらの間に隙間ができることから、スカシの名が付けられた。

        
        スカシユリの原型は朱色で本来は斑点があるらしいので、これは園芸種ですネ。
        鮮やかな色は鬱陶しい季節には活力剤になります。

         雨粒の落ちてこないうちにと、動き回った一日でした。湿度が高いので結構汗を
          かきました。明日はまた雨の予報です。

        
              

時計草とブラックベリーの同居

2014-06-09 22:59:38 | 季節のことば
よく行く友人宅のご近所です。100mほど寄り道をすると、この時計草とブラックベリーが
絡まったフェンスがあるんです。

        
        時計草がちらほら咲き始めていました。そういえば、ここの時計草を撮るときは
        雨もよいのことが多い。時計草って不思議な魅力があります。

              
              まだ咲きはじめなので花のスタイルに崩れがなくて、
              いかにも正確な時計に見えます。

        
        見れば見るほど面白い造作、凝った作りです。
        花びらの内側に放射状に伸びている糸状のものは副花冠といい、種類によって、
        色や形が違い、さらにユニークな姿になります。

        トケイソウ:トケイソウ科ブラジル原産
        日本には江戸時代に入ってきました。

        
        一方、ブラックベリーはもう花が終わって、ぶつぶつの実が大きくなってきています。
        相変わらず、ベリー類の花はおきれいですね

        
        赤味を帯びた実がたくさん付いています。メイン道路ではないけれど、車の往来が
        結構あるので、収穫はしないんだろうなあ。ジャムがいっぱいできそうだけど…。
        右側の葉はブラックベリー、左側の蔓と葉は時計草。

        毎年、このフェンスは楽しみ。もう少したったら、あちこちに置かれた時計の花と
        黒ずんだベリーの競演が見られることでしょうから。
                                      

子孫繁栄

2014-06-08 22:35:35 | 季節のことば
春の花はもう種ができ始めました。

      
        5月13日に、名前を知らないままUPした花。ルピナスさんが「ルナリア」とその名を
        教えてくださいました。面白い種ができますよ、とも。
        1か月たった今、本当に面白い種ができています。

        
        半透明のウチワのような形、種が透けて見えている。ルナ(=月)リアの名は
        この種の形からのイメージだそうです。
        

              
              このままだんだん乾いてカサカサになり、ドライフラワーとしても
              楽しめます。
              そういえば去年の秋、見たような気がしました。

              ルナリア:アブラナ科ヨーロッパ中央原産
              1901年に合田清氏がパリから種を持ち帰ったので、合田草(ゴウダソウ)
              とう別名もある。

        
        わがベランダガーデンにもミニミニウチワができた。
        1本だけ種を付けたイベリス、もう、乾いているけれど、中に黒い種が見える。

              
              初めて見ました。花のよう…、花はこんなに順序よく茎に付いて
              いたんだなあと改めて花を思い出しました。

         降ったり止んだり、まさに一日中梅雨空でした。紫陽花がイキイキ!

        
        

雨の日の日記

2014-06-07 21:25:54 | ちょっと立ち話
今日も一日中雨、時折激しく降って、また引き籠もり…のつもりでいたら、

        
        近所のお店にパンツのすそ上げを頼んであったのを思い出した。今日が引き取り日
        なので、仕方なく重い腰を上げる。だって、急いで!ってお願いしてあったんだもの。
        出かけるからにはちゃんとカメラを携えて。
        雨が降るとクチナシの白がきれい。

              
              わ、八重のドクダミを見つけた!
              同じドクダミなのに、こっちは可愛がられて「白雪姫」なんて
              呼ばれてお店に並んでいる。

        
        ドクダミは、はびこり過ぎなのよ!希少価値なさすぎ!

              
              わが町内で、私の知る限りではこのお宅にしかないと思われる
              「フェイジョア」
              今頃咲いているかも、と少々遠回り。やっぱり咲いていましたが、
              何しろ、雨に風、傘をさしての撮影は無理!でもせっかく撮った
              から記録としてUPしておこう。もう散るかもしれないしネ。

        
        クレマチスがびしょ濡れ。

              
              姫シャラは強い雨に打たれて耐え切れず、ぽたぽたと散り落ちて
              いました。

        
        雨の中、歩き回って冷えました。
        久しぶりにコーヒーを淹れました。
        西荻窪にある「アロマフレッシュ」の店主・安藤久蔵さんは現在103歳。
        キリマンジャロに登山した時のポーターであったマサイ族の人たちと交流を続けて
        いる中で、コーヒー豆の生産者からフェアトレードで豆を販売してほしいと直接
        頼まれ85歳の時に起業、コロンビアやケニアの生産者から直接豆を仕入れ、焙煎、
        販売と全て一人でこなしている。自ら自転車をこいで配達もするというから驚異の
        103歳だ。その安藤久蔵さんが焙煎したコーヒーを先日いただいたのだった。

        苦みが強めだけど、雑味がないすっきりの後味。コーヒーメーカーで淹れるので、
        本当はもっとゆっくり淹れるべきなのか…私はツウではないのでミルクも砂糖も
        多めに入れてしまいました。(ツウじゃないなァ)
        我が家ではコーヒーは多くの場合、食後なので、それには向いていると思うが、
        安藤久蔵さんのストーリーだけで美味しくいただけそうです。

各地にいろんな警報が出るほどの雨の降りようです。被害が出ませんように。
                                     

梅雨入り

2014-06-05 23:52:29 | 季節のことば
東京は本日、梅雨入りしました。

              
              母の庭のアジサイは鮮やかなブルー。アジサイの語源とされて
              いる「集真藍(アズサアイ)」(藍はサアイと読み、美しい青と
              いう意味)は藍が集まった花ということでしょうか。母の庭の
              アジサイを見るとこの語源が納得できるなあ、と思ってしまう。

        
        母の庭から2本、切ってもらってきました。玄関に飾りましたが、隣の額は、IMO-TOの
        はがき絵の先生の作。

        
        母の庭の未央ヤナギ。立派なしべが見頃 です。

              
              茶席に好まれるアジサイ、「甘茶」でしょうか。実家のお隣りさんが
              切って下さったそうで、玄関に活けてありました。

        
        そのお隣りのお宅では柏葉アジサイが満開。三角の房が重たげに垣根を越えています。

         きのうまで真夏の暑さだったのに、突然の梅雨入りとなりました。
        また散歩が億劫になってしまいそう…

        

プチサプライズ&プチハッピー

2014-06-04 22:50:15 | 季節のことば
4月に我が家に来たバラ「フランクリースカーレット」が再び咲きました。

        
        神代植物園内の園芸店で衝動買い(OTTO が)したバラ、その時しっかり手入れ法を
        教わりました。花が散らないうちに適切な場所で切って花瓶へ、と。

        買った時の姿はこちら

              
              言われたとおりに、今までなら勿体ないなあと思ったであろう花
              を惜しげなく切りました。1か月たった今、蕾が出てきて、今日
              きれいに開きました。

        
        花は少し小さめですが、かなり豪華です。まだまだ蕾がいっぱいあります。楽しみ!

              
              わ、クランベリーに花が咲いている!

        
        まだ真っ赤な実がいくつかしっかり残っていたので、枯れ枝は切って、そのままにして
        置きましたが、新芽がでて、いつの間にか花を咲かせていたのですね。クランベリーの
        花を実際に見たのは初めて、よくぞ咲いてくれたものです。もし、実になったらすごい!   


              

蒸しパン

2014-06-03 21:32:42 | 美味しい♪
母のパン教室でした。蒸しパンじゃないわよ、「スチームケーキ」です!と先生の弁。

        
        「スチームケーキ」です。卵も牛乳も入って、確かに蒸しパンよりソフトなケーキです。
        甘すぎず、ふわふわっといくつでも食べられる

        
        「アップルデニッシュ」
        今日も真夏日で、デニッシュ生地は大変!バターがすぐ溶ける!クーラ―を強くして、
        手早く伸ばしては折り、寝かせてまた伸ばしては折り…くり返すこと3回。苦労の甲斐
        あってサクサクふわふわ!おいしい~

        アップルデニッシュが手間がかかるので、成形のいらない「スチームケーキ」をメニューに
        いれたのだそうです。正解でした

        
        「ライ麦の食パン」
        しっとりしていて、意外とやさしい香りがします。薄く切ってカリッと焼いてクラッカー
        がわりにすればビールやワインのお供にもよさそうです。

              
              母が作ったイチゴジャム。分けて貰ってきました。

        




        

若者はよく食べる!

2014-06-02 22:54:43 | 美味しい♪
親戚の大学生男子が遊び に来たので夕ご飯を食べに連れてゆく。

        
        よく行くイタリアン「ベビアーモチ・スー」へ。

              
               アッシーは飲めないのだから、若者にも飲ませません
               ジンジャエールで我慢。

        
        まずはお気に入りの「欲望のサラダ」大盛り!

        
        ピザ1枚目:ビスマルク(生ハムと卵)

        
        ピザ2枚目:必ず頼む「メランツァーネ」(茄子とトマト)これはOTTOのリクエスト。

        
        ピザ3枚目:4種類のチーズのピザ

               
               5つのアイスクリーム

        ほかに若者はチョコレートケーキもペロリと食べました。

        久しぶりに若者と食事をして、若者はよく食べることを思い出しました。
             

美容? 未央?

2014-06-01 22:28:56 | 季節のことば
「ビヨウヤナギ」と言われていますが、字はどっちでしょう。美女柳の別名もあります。

         
        ビヨウヤナギ:オトギリソウ科中国原産
        日本には江戸時代に渡来しました。案外新しい花なんですね。なのに、この頃少なく
        なってきているそうです。

              
              金糸梅のほうが人気者のようです。私はビヨウヤナギのほうが
              好きだなあ。

        
        なんといってもこの長い睫毛のようなオシベが美しい!
        雨に降られようものなら目にいっぱい涙をためて…な~ぜ泣くの~、睫毛が濡れてる~♪

        
        さて、美容柳か、未央柳か?
        金色の花びらと長いオシベが目立って美しいことから美容の字を当てられたという説。
        容には美しい顔の意味があります。柳はその葉が柳の葉に似ているから。

        未央は有名な白楽天の「長恨歌」に登場する太液の芙蓉 未央の柳…太液池の蓮の花は
        楊貴妃の顔のようだし、未央宮も柳は楊貴妃の眉のようだ、と玄宗皇帝が楊貴妃を偲ぶ
        場面に由来します。

        私は未央柳がいいな、と思います。

         君を見てびやうやなぎ薫るごとき胸さわぎをばおぼえそめにき
        
               北原白秋の歌です。白秋はどっちを思ったのでしょう。