京恋し

頑張った時のご褒美は京都。ずっと憧れ。

夏の果て

2008-08-27 22:53:24 | 季節のことば
さしもの猛暑も鎮まったようです。
まつさおな糸瓜(へちま)さがり来夏終わる  中尾白雨

        
        アサガオが柿の木に駆け上り、まだまだ花を咲かせている。
        青柿に見つめられて頬を赤らめるように夕方には濃い紅色に
        なってしぼむけれど、花が夕方までもつようになった。


この2~3日間、雨に打たれて、百日咲くというサルスベリも
さすがに根本を紅色に染めている。

        
        カンカン照りの太陽の下で誇らしげに咲き盛っていた
        サルスベリも長い睫毛に水の玉をたたえて、夏と別れの涙雨


カポックの実が変わり玉のように色を変え始めた。

        
        カポックと言う名で流通していますが、本当はシェフレラと
        言うのが正しくて、カポックと言うのは別にあるのだそうです。
        ウコギ科中国南部原産        

        夏草たちもそれぞれ小さな実を結んで、夏の終わりを知らせている。
     
        夜景とは愁いの灯かや夏の果て  鈴木真砂女