京恋し

頑張った時のご褒美は京都。ずっと憧れ。

塩田平(しおだだいら)

2008-08-05 23:02:33 | 
塩田平は上田から別所温泉までの別所線沿線の一帯、
鎌倉時代から室町時代の文化財が多く残されているので、
「信州の鎌倉」と呼ばれています。

          
          別所温泉のはずれに安楽寺はあります。
          参道の入り口にさほど大きくはないけれど
          蓮池があり、白連で埋め尽くされています。


10年ぶりに訪ねたこの蓮池、前の道路が舗装されて
柵が出来たけれど、あとは何も変わらず、白だけの蓮が
ゆうらりゆうらりと風に揺れていました。

          
          白い蓮の花はさらに汚れなく清浄な雰囲気。
          まさに心が洗われるようです。


大きな葉が陽を透かしてすがすがしい。
蓮田って癒されますねえ。

          
安楽寺は八角三重塔で有名。          塩田平でもう一つ三重塔。
八角三重塔は長野県で国宝指定第一号。   弘法大師が開山と言われている前山寺。
そして八角は日本ではこの塔だけ。       この三重塔は二層と三層に縁や欄干が
                            なく、かえってすっきりと美しいので
                            「未完成の完成塔」と呼ばれています。

          
          前山寺の境内に黄色い花を付けた大きな木が
          あります。初めて見た木の花、何という木なの
          だろうと思ったらちゃんと札がかかっていました。
          「モクゲンジ」と言うのだそうです。

          ムクロジ科中国原産 別名はセンダンバノボダイジュ。
          英名はGolden rain tree(金の雨の木) 黄色い花びらが
          雨のように散るから。そう言えば地面に黄色い花びらが
          粉を撒いたように散り敷いていました。

          種で数珠を作るそうで、お寺に比較的多く植えられて
          いるそうです。
          名前も花も初めて知りました。