京恋し

頑張った時のご褒美は京都。ずっと憧れ。

躑躅(つつじ)

2008-04-22 23:03:25 | ちょっと立ち話
盛りなる花曼荼羅(はなまんだら)の躑躅かな  高浜虚子

                 
        隣の駅前のスーパーマーケット。周りにこんなに
        躑躅が植えられていたんですねえ
        

去年駅前の再開発で建てかえられ、上層はマンション
となりました。植栽が整えられたのは最近のこと。
躑躅の季節に間に合ってよかったこと

        
        隣の駅までは700メートル位。でもこのスーパーへは
        カメラ片手に30分位かけて住宅街をぶらぶら歩いていきます。
        楽しい買出しコースなのです。


豪華な八重の躑躅。
岩躑躅折りもてぞ見る せこが着し紅(くれない)ぞめの色に似たれば  和泉式部
  (岩躑躅を折ってしみじみ眺めました。だって彼が着ていた紅染めの着物の色に
  似ていたんですもの)
こんな色だったのではないかなあ

        
        小さな花がびっしり集まって。可愛い~


大きめの花。ピンクのグラデーションが上品。

        
        二枚重ねの花びら。
        吾子(あこ)の瞳(め)に緋躑躅宿るむらさきに  中村草田男

躑躅は万葉の時代から歌に歌われ、身近にあった花。
  燃えるようにびっしりと咲く華やかな色合いが好まれて
  平安貴族達は着物の重ねの色に取り入れていました

  今は園芸種も増えて世界に2000種類もあると言われているそうです。