京恋し

頑張った時のご褒美は京都。ずっと憧れ。

すみれを想う

2008-04-06 23:13:30 | ちょっと立ち話
神代植物公園のすみれ展に行ってきました。

        
        すみれの会の会員達が丹精したスミレがいっぱい。
        野生種、交配種、たくさんの種類にびっくり
        どれも可愛くて、見入ってしまいました。
        スミレに、はまる人の気持ち、わかります。


ヒゴスミレ
可憐で穢れがないという感じ。

        
        斑入りフクザワスミレ
        なんと深いパープル


ミスズスミレ
ミスズスミレにもいろんな色がありました。

        
        オトメスミレ
        微かにピンクを秘めたような白が初々しい。


タチツボスミレ
丸葉のよく見かけるスミレの一つです。

        
        二イジマスミレ
        こんな風に大鉢に仕立てられたスミレもたくさん。
        見事です。

大好きな本があります。
  それは後藤綺子さんの書いた「バラの村 スミレの村」(岳陽舎刊)です。
  パリを拠点にファッション誌の記者をしている後藤さんが南フランスの
  小さなすばらしい村を取材した写真満載の本です。

        

  ニースに近い鷲の巣村の一つ、トゥーレット・シュール・ジューと
  いう村はスミレの村なのだそうです。
  3年ほど前にこの本を読んで、このスミレの村に憧れていました。



  昨年南フランスを旅して、鷲の巣村のいくつかを訪れ、その素晴らしさに
  感激したのに、トゥーレット・シュール・ジューと結びつきませんでした。
  ガイドさんから、この近くにはスミレを栽培している村もあるんですよ、
  と聞いたとき初めてあっと気づいたのです。

  といっても季節は秋、スミレも咲いてはいませんし、ましてツアーです
  から、勝手に寄るわけにも行きませんが、初めからわかっていたら
  もうちょっと違う捉え方が出来たかもしれません。だって、すぐ近く
  まで行っていたのですから。

        

  南フランスはとてもステキなところだったので、いつかまた行ってみたい
  と思っています。そのときはスミレの花咲く頃に。

  たくさんの愛しいスミレの花を見て、フランスの小さなスミレの村へ
  想いを馳せたひとときでした。