他の楽器は演奏者自身が音程を合わせてから演奏を始めるのに、
ピアノだけは演奏者は楽器の調律にはノータッチ。
調律師というスペシャリストに楽器をゆだね、音を整えてもらうのです。
ですから長年ピアノを弾いていても、ピアノ調律に関しての知識はほとんどありません。。。
知らないで済ませてきたそのブラックゾーンにあえて踏み込んでみようと、
今日は調律師さんに楽器の仕組みや音程の聞き方に合わせ方etc.を教えていただきました。
2つの音の響きあいから生まれる独特のうなり、
その周波を聞きとって、あえて純正調ではない言うなれば適度なズレをつくって、
1オクターブの音程を作っていく作業は、まるで精緻な均衡を保った宇宙を作り上げるよう。
そこから88鍵に広がってゆく奥深くも不思議な音の世界。
ピアノの魔力にますます魅せられました。