新潟カウンセリング研修センター

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私と掃除

2014-11-09 09:37:24 | 私の声
 私と掃除との関係は、顕かに変わった。これまで生活のなかで、なにかと掃除が後回しになっていた傾向にあった。どうも掃除は、苦手なのかとか嫌いなのかとかと、思ってみたりしながら時が経過してきていた。転居に伴い、住まいの床の色をどの色にしたいかと尋ねられ、「濃い色は汚れが目立つから」と、とっさに口にしていた。このことばにこそ、私と掃除の関係がすでに表されていたのであった。壁の色とのバランスからだったか、濃い色の床に落ち着いた。今では小さなゴミにはさっと手がのび、掃除は楽しめているかのようにやれているではないか。吾ながら驚いている。それまでは掃除を細目にせずともおれたということでしょう。そこで私に届いてきたことばは、「呼応」。色に呼応させていただいている私。掃除をしなければならないとするところでは、たいそうなことであろうことが、おのずとさせていただけている掃除だ。呼応人間(こおうびと)だったのです。「人生は最良の状態では、流動的で変化しつづけるプロセスであり、静止しているものはひとつもない。」(ロジャーズ・私を語るより)に、味わわせていただいている。