サッカー日誌 / 2014年06月13日


機中で読んだオシムの大会展望


ブラジル:ワールドカップ旅日誌(1)
6月8日(日) 成田-ドーハ

イビチャ・オシム『信じろ!』
(角川新書ONE21 KADOKAWA。本体800円)

★「旅の読み物」を空港で購入
 いよいよワールドカップ!
 開幕4日前の日曜日の夜、成田空港から出発。
 搭乗前に空港の書店で「旅の読み物」を探した。
 ぼくの書いた新書版の『W杯「裏表」ヒストリー』が積んである隣にイビチャ・オシム『信じろ!』が、同じように積んであった。同じ出版社、同じ新書版である。
 大会を前にワールドカップの本が山のように出て、多くの書店がサッカーコーナーを設けているが、ぼくの本が入っていることは少ない。新書版は新書の棚に並べてあるからである。オシムの本も同じだったので、これまでは、ぼくの目に留まらなかったのだろう。
 飛行機に乗るお客の多くは軽い本を買うので、空港の書店は新書を目立つように並べるのだろうと思った。
 というわけで、オシムの本を買ってブラジルへ向った。
 カタール航空でドーハ経由。サンパウロまで乗り継ぎ待ちを含めて30時間。読む時間はたっぷりある。

★世界のサッカーのトレンド
 書名の副題に「日本が世界一になるために必要なこと」とあるが、これは少しオーバーで、主な内容はブラジル・ワールドカップの展望だった。
 しかし、仮に大会が終わったあとに読んだとしても、十分に興味深い内容である。
 たとえば、ブラジル大会が終わったあと、世界のサッカーのトレンドが、どう変わるだろうかを語っている。
 前回優勝のスペインのポゼッション・フットボールが、ますます世界に広まるのだろうか?
 近年、好成績を挙げているドイツの体力重視のサッカーが見直されるのだろうか?
 あるいはアルゼンチンが優勝して、メッシのようなスーパースターが重要視されるようになるのだろうか?
 オシムは、ブラジルを一番の優勝候補にあげている。そうなればブラジルの影響力が復活するかもしれない。


コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
道中お気をつけて (中川 桜)
2014-06-15 14:32:39
さすが機中でもサッカー関連の読書とは先生らしいです。
さて、本日コートジボワール戦をテレビ観戦。本田の先制ゴールには窓越しにご近所からも拍手や歓声が!しかし結果は・・・
たぶん用心棒がご一緒とは思いますが、道中お気をつけて。観戦後記やブラジルサッカー文化論を楽しみに待っています。
 
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