サッカー日誌 / 2014年07月10日


ビバ!ブラジルW杯時評(4)


ブラジルに重大危機
(準々決勝、7月4日~7月5日)

★着実に勝ち進むドイツ
 準々決勝4試合は、4都市に分散して、1日に2試合ずつ、2日かけて行われる。したがって、飛び回ってもナマでは2試合しか見ることが出来ない。
 大会の前半はブラジル北東部のナタールに邸宅を借りて「ビバ!ハウス」にし、日本の試合を主に見て回ったが、後半はサンパウロの安ホテルの2ベッドの部屋を借りっぱなしにし、そこを根拠地にして試合ごとに各地に出かけることにした。
 準々決勝は、まずバスでサンパウロからリオデジャネイロに移動してドイツ対フランスを見た。
 ドイツが前半13分に中盤のフリーキックのチャンスを生かしてあげた1点だけで勝った。ドイツは、これまでも目覚しい試合ぶりではながかったが、正確なパスによる攻めと堅実な守りで勝ち進んでいる。
 南米勢との優勝争いがおもしろくなりそうである。

★チアゴ警告累積、ネイマール負傷
 午後1時からリオのマラカナンでドイツの勝利を見た後、翌日のサルバドールでの準々決勝を見るため空港に向かった。
 その間に午後5時からフォルタレーザで行われるブラジル対コロンビアの試合が始まっていた。
 空港に着いたときは、後半が始まっていた。出発ロビーの大型スクリーンに映し出されているのを、大勢のお客さんの隙間から覗くようにして見た。
 試合の内容は、よく分からなかったが、ブラジルが2対1で勝ったのは分かった。
 しかし、主将のチアゴ・シウバがイエローカードをもらい警告累積で準決勝は出られないことになった。
 また、攻めの切り札のネイマールも最後に大きなケガをしたようで退いた。
 この2人が次の試合に出られないのでは、ブラジルは準決勝に勝ち進んだものの重大危機である。

★アルゼンチンも順調
 準々決勝の2日目は、サルバドールでオランダ対コスタリカを見た。0対0で延長引き分け。PK戦でオランダがベスト4に残った。
 オランダが優勢にボールをキープし、押し包むように攻め続けたが、コスタリカは懸命に守りぬき、スリリングな試合だった。5万1千人の観衆の大部分がブラジル人だったが、ほとんどがコスタリカを応援、興奮していた。外国同士の試合にも、こんなに熱狂するのかと驚いた。
 この試合の前にブラジリアで行われたアルゼンチン対ベルギーの試合は、メディアセンターのテレビで見た。
 アルゼンチンは、立ち上がりの8分にあげた1点だけの辛勝だったが、この1点の起点がメッシだったこと、リードしたあと戦い方を巧みに変えて1点を守りきったことに注目した。優勝するには、エースをたくみに生かして、その力を温存しながら戦うことが必要である。


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