サッカー日誌 / 2012年06月23日


アルビ新潟、前途は明るい!


J1第14節
新潟 1対0 清水
(6月16日 東北電力ビッグスワン)

★不振の原因が心配
 Jリーグ再開のJ1第14節は、アルビレックス新潟対清水エスパルスの試合を見た。
 新潟まで、わざわざ出かけたわけではない。翌日に新潟県サッカー協会主催のイベントがあり、そこで講演とコーディネーターを担当することになっていたので、どうせ行くならと1日早く出かけて前夜の試合を見たのである。
 アルビレックス新潟は、ぼくの出身地のチームであり、クラブの創設には、いささかの協力をしている。だから、ひとかたならぬ関心を持っているのだが、今季は2つの心配をしていた。
 一つは成績不振である。この時点まで2勝3引き分け8敗で順位は下から2番目。降格圏内である。勝敗は時によりけり、運によりけりなので、一喜一憂はしないのだが、不振の原因は見極めなければならない。

★雨でも観客数はリーグ一
 もう一つの心配は観客数が減少しているという報道である。観客数は成績や天候に左右されるものなので、これも一喜一憂はしないが、観客数減少の原因は調べる必要がある。クラブの運営方針が原因であれば考え直してもらわなければならない。
 あいにくの雨だった。友人の車で競技場に向かったのだが、途中の道があまり渋滞していない。「これは2万人を切るかな」と友人が運転しながら心配した。新潟では、観客数が少ない目安は2万人を切ること、渋滞がないことらしい。
 この日の試合の観衆は2万3797人だった。この節の9試合のなかで最多である。
 雨にもかかわらず、子ども連れ、家族連れが多かった。これは新潟の観客の特徴である。
 一家をあげて地元のチームを応援する人たちが多いのは欧州のクラブ並みだ。サポーターの基礎的な人口は減っていないのだろうと思った。

★柳下監督、デビュー戦勝利
 試合は1対0で新潟が勝った。柳下正明監督のデビュー戦勝利だった。今シーズン、すでに5人の監督が成績不振で交代しているが、新監督が初戦で勝ったのは初めてだそうだ。
 新潟は前半、押されっぱなしだった。しかし、39分にあげた1点はみごとだった。すばやくパスを組み立て、左サイドから田中亜土夢が送ったボールを藤田征也が決めた。数少なかったチャンスを、すかさず生かしたのがいい。田中は新潟市出身で地元のホープ、藤田は北海道出身でU-14からU-20まで日本代表に選ばれていた。雪国出身の選手が活躍しているのはうれしい。 
 後半は清水の反撃をしっかり押さえた。守りはしっかりしている。
 成績不振のチームを見るとき欠点だけに注目してはいけない。いいところがあれば、それを生かして立ち直ることができるはずである。新潟の前途は明るいと思った。


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