サッカー日誌 / 2011年08月10日


Jリーグと「なでしこ」の関係


新潟サッカー取材記(1)

なでしこリーグ 新潟 1対2 神戸
Jリーグ    新潟 4対0 清水
(8月6日 新潟・東北電力ビッグスワン))  

◇「なでしこ」の未来を考える
 新潟へ1泊2日でサッカー取材に出かけた。狙いは「なでしこ」の未来を考えるための調査である。
 「なでしこジャパン」は、女子ワールドカップで世界一になって、国民栄誉賞をもらうなど舞い上がらんばかりの人気になっている。
 でも、この「もてもて」がいつまで続くのか? 
 代表チームのレベルをさらに上げられるのか?
 日本の女子サッカーの未来にどうつながるのか? 
 そういうことを考えて、日本女子サッカーの将来の発展のための方策を提言したい。
そのためには、まず、現状をしっかり把握する必要がある。その手始めに、まず新潟を選んだのである。

◇新潟へ行った3つの理由
 新潟をまず選んだのには3つの理由がある。
 一つは、アルビレックス新潟がJリーグと「なでしこ」リーグのチームを両方持っていて、総合的な運営をめざしていることである。
 もう一つは、新潟のJリーグの試合と「なでしこ」リーグの試合が同じ日にホームで行われることになっていて、男女両方の試合を見ることができることである。
 さらに「なでしこ」リーグのカードがアルビレックス新潟レディース対INAC神戸レオネッサで、両チームに合わせて9人の「なでしこジャパン」の選手がいることである。
 8月6日の「なでしこ」の試合は、ビッグスワンに隣接している「スワンフィールド」で無料試合の予定だった。「なでしこ」ブームになったので、「なでしこ」の試合を、Jリーグの試合の前に、Jリーグと同じ主競技場のビッグスワンで行うことになった。

◇アルビレックスの工夫と努力
 Jリーグと「なでしこ」リーグの試合を、同じ日に同じ会場で行うことには広告看板について問題が生じる。この日の新潟の場合はスポンサーの了解を得て、午後3時30分からの「なでしこ」の試合ではJリーグ試合の広告看板とともに「なでしこ」試合の広告看板を並べ、午後7時からのJリーグの試合では「なでしこ」の広告看板は撤去した。今回だけの特別措置である。
 新潟レディースは、ほとんどの試合を市内の別の競技場で有料で行っている。しかし、年に1度くらいはJリーグと同じ日に隣接の会場で無料試合を行う。これはJリーグのお客さんに「なでしこ」にも興味を持ってもらうためだという。アルビレックスの工夫に感心した。ビッグスワンの外側では、ファンに楽しんでもらうための「お祭り」のようなイベントが行われていた。こういう努力もすばらしい。




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