戸田屋商店。中央区日本橋堀留町2-1。1988(昭和63)年3月13日
人形町通りの、人形町交差点と堀留町交差点の中間あたりの東の裏通り。写真左の路地は人形町通りに抜けている。「戸田屋商店」は、「ウィキペデイア」に項目があり、以下それを引用しながら述べる。
戸田屋は主に手ぬぐいやゆかたの卸問屋で「江戸末期に初代小林大助が木綿太物問屋で修行後、1872年(明治5年)に東京日本橋富沢町にて木綿金巾問屋を開業したのが始まり」という老舗だ。「1909年(明治42年)高砂町(現富沢町)に移転。1924年(大正13年)注染(ちゅうせん)ゆかたで初めて変り色物(藤色・緑等)を発売。1933年(昭和8年)代表登録商標名を梨園染へ」ということで、「梨園染(りえんぞめ)」は戸田屋の商品のブランド名である。
「暮らしとおしゃれの編集室>…梨園染・戸田屋商店」によると、二代目の時「潮染(うしおぞめ)」を考案して評判になり、染め物問屋に転業したという。
「1946年(昭和21年)現店鋪にて染織加工業を再開」ということなので、戦後に戦災に遭わなかった堀留町の家に移ったのかもしれない。
「 TOCOMスクエア>戸田屋商店」に、「この店は関東大震災後、昭和2年に建てられそうです」とある。写真では同じ建物に「山栄不動産」が入っているが、今は戸田屋だけで使っている。
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