ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




吉野家。千代田区神田須田町1-10。1985(昭和60)年2月24日

多町大通りが靖国通りに出てきた交差点で、写真右奥は多町大通り。角に、ビルになる前の牛丼の吉野家が写っている。その右に4棟の古い建物が並んでいるが、不思議とこれが今も残っている。
1986年の住宅地図では、左から、「空家」「吉野家と和栗」「いもや(天婦羅)とKEI」「支那(中華料理)とパンセ」「アンドー」「相子(喫茶店)」。
昭和30年頃の火保図にすでに「相子(かし)」が載っている。角の家は「神田洋品店」だ。


左:1987(昭和62)年12月31日、右:1994(平成6)年2月6日

1枚目の写真右手の家並み。喫茶店の相子は屋上に小屋を造ってしまったが、店の看板は1985年のものから変えていない。支那は3枚の写真にある看板が3枚とも異なる。2007年に撮った写真を見るとまた変わっている。

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コメント
 
 
 
いつも楽しく拝見しています (マージナルマン)
2010-03-31 20:25:14
勤務地がこの近くに変わったため、今朝遠回りして見てきました。
このあたりは、いろんな建物が混在していて面白いです。朝の出勤時に歩いてみます。
 
 
 
>マージナルマン様 (流一)
2010-04-01 10:17:23
この辺りは昭和末までだったら戦前に建った商家の建物はいくらでもあったのですが、今でもポツンポツンと残っていますね。戦後に立て直された家も、見るなら今のうちかもしれません。
万世橋の西の旧連雀町、肉の万世から和泉橋への神田川沿いの通りなども面白いと思います。
 
 
 
取り壊し (マージナルマン)
2010-04-20 20:08:06
今朝通りかかったら、建築計画の標示がかかってました。7月1日からのようです。
楽しみが減ります。残念ですが致し方ないのでしょう。
余計なことだったかも知れませんがお伝えします。
 
 
 
>>マージナルマン様 (流一)
2010-04-21 10:08:24
ついに取り壊しですか? ということは店も閉店してしまっているのでしょね。場所が神田ではなんともなりませんね。
 
 
 
はじめまして (すぽだま)
2012-12-21 22:07:58
はじめまして。この辺りは学生時代のメシ時にお世話になりました。12、3年ほど前ですが。
今でも時々いったりしています。
当時は相子のとなりには弁当屋が、中華支那のとなりには立ち食いそば屋がありました。
中華支那は地味な店だな、という印象がありましたが、写真で昔はあんなに大きく派手な看板だったと知り驚きました。

取り上げて頂いている写真の中では、今は吉野家以外残っていないですね。
貴重な写真をありがとうございました。
 
 
 
>すぽだま様 (流一)
2012-12-23 11:48:27
古い建物の飲食店が並んだ家並みでしたが、軒並み閉店してしまったようですね。あるいは今頃は建物も取り壊されたのでしょうか。私が撮った最新の写真は2007年1月のもので、昭和の写真とあまり変わらないように見えるのですが……
 
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