ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




吉原マシン工業。埼玉県川越市久保町12。1989(平成1)年9月18日

埼玉県道15号線(川越日高線)は久保町(くぼまち)を東西に通っていて、その区間は「久保町通り」とも言われる。そのほぼ東端が喜多院入口のアーチがある交差点で、吉原マシン工業はその東北の角にあった。右から書きの「東武タクシー」の文字のレリーフがあって、戦前築の看板建築と思われる。『川越の建物 近代建築編』(仙波書房、2021年、2,200円)によると、大正末期から昭和初期頃の建築。2018(平成30)年頃に解体された。現在は駐車場だ。
左の写真はストリートビュー(2021年2月)からの画像。立門前商栄会の通りで、中央通りから東へ入ってすぐのところ(連雀町8)。鶴川座の跡地に建てられた「旅籠 小江戸や」の隣の建物である。少し奥の建物から焼きそばの「まことや」と「きものや沙羅」が前に飛び出ている。建物本体は切妻屋根で看板建築である。その看板部分の上の壁に施された半円を並べた模様が吉原マシン工業のそれとほとんど同じだ。施工者が同じなのだろうか。この建物も戦前築なのかも知れない。

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