片岡一雅堂。中央区日本橋浜町1-7。1987(昭和62)年4月26日
日本橋浜町と言えば、今はまず明治座、後は浜町公園といったところだが、4・50年前なら料亭街で知られた。芳町の芸者の稼ぎ場である。明治中期から大正にかけて興隆、隆盛した。戦災で建物は焼失したが、すぐに復興したらしい。
片岡一雅堂は区立久松小学校の前の通りで、そこから東北へ、清州橋通りを超えた300mほどのところにある。ネットで調べると、今は掛軸などに表装する表具店だ。昭和30年頃の火保図に「(料理家)一雅堂」とあり、料亭の名前を引き継いでいるらしい。ただし店名からすると、表具屋としての名前にふさわしく、料亭だったときの名前が別にあったような気もするのだが。
浜町の章。中央区日本橋浜町1-10。2006(平成18)年19月17日
一雅堂の裏手に入ったところにあった料亭。昭和30年頃の火保図に「(料理家)浜町の章」で載っている。今は取り壊されて下をガレージにした仮建築のような家が建っている。
| Trackback ( 0 )
|
|