ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




麻雀明朗。中央区日本橋人形町2-8。1987(昭和62)年5月31日

写真左の歩道がある通りが大門通り、右奥に行くと人形町通りに出る。角の麻雀明朗とその左のミタカ電気商会の古い建物は商売もそのまま続いているようで、表面の改装もほとんどなく今も残っている。明朗の建物の2階上の壁面の枠の文字は「神谷商店」だろうか。昭和25年の地図にはすでに「明朗クラブ」として出ている。
普通は「雀荘」といっていたが1960年代には繁華街なら喫茶店のようにたくさんあった。今はすっかり廃れたようで、会社が終わると、あるいは授業の合間に近くの雀荘に駆け込むという習慣はなくなった。知っている同士で取ったり取られたりというのもどうかと思うから結構なことかもしれない。



バーバースワン。1985(昭和60)年2月

1枚目の写真右の家。この店も昭和25年の地図に「スワン調髪館」として出ている。正面の造りがオーソドックスで、いつ頃のものか判らないが割りと立派だ。建物はいつのまにか5階建てのビルに替わった。

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コメント
 
 
 
バーバースワン (聖矢)
2022-04-23 16:22:36
人形町のバーバースワンは、戦後、私の父が勤めていた店で昭和30年頃、暖簾分けしてもらって、広島でスワン理容院の名前で店を30年やっていました。上京して東京在住の私が、1990年頃、偶然たまたま通りかかった時に店構えがよく似ている同じ名前のこの店をみつけたので、実家に確認したことがあります。その後、父と一緒にオーナーを訪ねて行ったことがあります。1995年くらいには、店主の女性は、お元気でした。
その頃既にバーバーは、辞めて今のビルになっていました。
この店では、岡晴夫の主演映画を撮影した写真が残っています。
 
 
 
>聖矢様 (流一)
2022-04-26 11:36:19
床屋の暖簾分けということもないのでしょうが、聖矢さんのお父様は修行した店が好きで、独立したときに同じ名前の店にする許可を得た、ということなのでしょうね。なんだかうれしくなるエピソードです。
人形町のスワンの店構えは、裾の石張り、豆タイル貼りの壁、入口の壁のカーブなどかなり凝った、またすぐ床屋だと分る造作です。昭和30年代では割と標準的な造りだったのかもしれません。
昭和25年の『人形町詳細圖』には「スワン調髪館菅道夫」となっていて、広告も出していますので、それを紹介します。「スワンの調髪で/身も心も爽かに/近代的センスの店/バーバースワン/設備と技術を誇る/スワン調髪館/人形町2の10(八百浅横通り)TEL……」
 
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