ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




びいんず。千代田区神田須田町1-10。2007(平成19)年1月4日

靖国通りから横町(多町大通りの1本東の裏通り)を入ったところ。建物上端の稜線が特徴的な喫茶店の「びいんず」から3軒の看板建築が並び、その先に網がかけられた洋館風の廃屋、と古い建物が見られた。現在、この一角は右端のビルから廃屋の先の四つ角に面したビルまで全て取り壊されてマンションを建設中だ。


旧村木商店。1986(昭和61)年6月8日

ネット上では「旧村木商店」の名称が通用している建物で、長いこと空き家になっていたが、2013年1月に解体された。この写真では玄関の上に「村木」の文字が残っている。撮影時の住宅地図では建物の右が「英ガラス」左が「佐山商事」奥に「村木」という記載。
近代建築探訪』というサイトは「岡田ファン」を自称する岡田信一郎に詳しい方(『近代建築ホームページ』というHPを持つ)のブログで、そこに『近代建築探訪>OSN076看板建築(村木商店)2012.03.29』という記事がある。そこでは「国会図書館所蔵の岡田信一郎設計図」の中に「村木商店」があったと述べられている。そこからの引用と思える正面図と側面図も載っている。前面が洋風の事務所、後ろは和風下見板の日本家屋で住居らしい。
同じブログの『気になる建物(2009.02.15)』では、村木商店が「馬鈴薯、玉ねぎ、くわいを扱う問屋」だったと解説されている。関東大震災の以前まで、神田多町の一帯にあった神田青果市場の問屋の1軒だったのかもしれない。
下の写真は角のビルが取り壊されて、旧村木商店の南面が見えている。



旧村木商店。2012(平成24)年3月4日

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