ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




伊藤万年筆店。中央区日本橋人形町1-2。1988(昭和63)年4月24日

芳町通りの小舟町交差点から人形町交差点へ向かって150m程のところ。写真右にすぐ、東堀留川に架かっていた親父橋があった。東堀留川は敗戦後に戦災残土を放り込んで埋め立ててしまった。埋め立て完了は昭和24年8月。
写真の家並みは左から、サイボー㈱東京支店、㈱サン商事(日除けに「事務用品・ゴム印」)、伊藤万年筆店、五葉産業㈱(「日本文芸」の袖看板、2階の窓に「日本梱包株式会社」)。昭和30年頃の火保図では「埼玉紡績KK。石原、ペン伊藤S。五業産業」となっている。埼玉紡績はサイボーの旧社名だから、その当時から写真のうちの3社は同じ会社が続いてきたわけだ。サイボーのビルは1981年7月の竣工。
2階建ての3軒は昭和22年の航空写真に写っているから戦前からの建物かもしれない。現在はまとめて「ERVIC人形町」(1990年2月築、9階地下1階、1階に「なか卯」)というオフィスビルになっている。

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