ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




中村邸。文京区西片1-1。1986(昭和61)年5月

お屋敷町といっていい文京区西片にあった洋館。西片の高級住宅街というと普通は本郷台地の上に広がっているが、写真の洋館は台地の崖の下、言問通り沿いにあった。菊坂下交差点の少し北で、現在は「メイフラワー西片」(1990年7月築、5階建20戸)というマンションに替わっている。写真左の家は今も変わっていないようで、門とガレージは写真のままだ。
洋館は『日本近代建築総覧』に「中村道雄邸、昭和6年築、RC3階建、設計=高松政雄、1階外壁煉瓦タイル張」となっている建物。
高松政雄というと、「1885-1934年。曽禰中條建築事務所に入所し、丸の内のオフィスビルなどの設計に従事する。また、東京海上ビルなどの設計を行った。 特に病院建築の設計監督に從事する。病院建築は造詣が深く、慶應義塾大学病院などの設計を行った」(ウィキペディア)建築家がいた。中村邸の設計者がその人なのだろうか?


中村邸。1988(昭和63)年10月10日

中村邸の北側。洋館の裏手に母屋になるらしい2階建ての家、手前に平家の日本家屋が洋館とくっついている。駐車場は、今は時間貸しの機械が入ったが、やはり駐車場のまま。

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