ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




本牧亭。台東区上野2-6。1984(昭和59)年10月

本牧亭は1857(安政4)年に開設され、1876(明治9)年に鈴本亭(現・鈴本演芸場)に引き継がれた。1950(昭和25)年に、鈴本演芸場の席亭によって再建され講談専門の席になった。写真の建物は1972(昭和47)年に改築されたもののようである。講談が好きな人は歳をとり、新たに好きになる人はほとんどいないという事情からだろう、1990(平成2)年に閉館された。本牧亭は日本料理もやっていた。昨年(平成23年)9月に黒門小学校近くに移っていた店も閉店した。



広小路横丁。台東区上野2-1。1984(昭和59)年10月

中央通りと春日通りが交わる上野広小路交差点のすぐ北に「広小路横丁」の看板が架かっている横丁である。撮影時にもその名称があったかどうかは知らない。写真正面は「名曲喫茶・ウィーン」。JRお茶の水駅のそばにヨーロッパの城を模した建物で同名の喫茶店があるが、同じ会社が出店しているのだろうか? 「行徳」(写真では看板だけ)と「甘味・はる乃」は今の地図に見つかる。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )



« 池之端京屋/... 旭橋、千歳橋... »
 
コメント
 
 
 
魅力的な町 (ひで爺ィ)
2014-08-18 11:09:22
とても懐かしい写真、ありがとうございます。
写真撮影に危険を感じませんでしたか?
春日通りと不忍通りに挟まれたこの一角は、今でこそ土地の人でなくても入れますが、昭和37,8年頃まではとても入れるところではありませんでしたよ。
小生も中・高生頃恐いもの見たさに行くのですが、厚化粧のお姉さんに声を掛けられたり、恐いお兄さん達に睨まれて早々に退散したものです。
一度美味しい焼き肉の評判を聞き鈴本裏の大昌園を目指したのですが、店先のお姉さん達に声を掛けられてその前の新羅園に飛び込んでしまいました。結果超美味の焼き肉で正解だったのですが。
危険を感じる地域ではありましたが、ある意味とても魅力的なところでした。
 
 
 
>ひで爺ィ様 (流一)
2014-08-21 09:41:28
写真を撮る場合は、撮られるのをいやがっていそうな人が入らないようには注意します。撮影時には気を使う人がいたようには憶えていませんが。
昭和30年代のこの辺りがどういう環境だったか、見たこともないので分かりませんが、風俗店が多いのはその頃からの伝統なのでしょうか? 中央通りに近いほうは主に飲食店が多いようで、確かに焼肉店が多いような気もします。
 
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。