ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




倉本酒店。荒川区南千住5-24。2013(平成25)年11月6日

「南千住仲通り」商店街の西側入口は、都電三ノ輪橋への通路として知られている日光街道に面する梅沢写真会館の100m北に開いている。商店街の通りは、2階建の看板建築風の建物が基本のようで、すでにその半分以上が住居に建て替えられているように感じる。450mも続いてJR南千住駅の近くの日光街道に至る。住宅街の中を東西に通っている、近隣の住民を顧客にした商店街で、やはり近年は衰退してきている。
写真は日光街道から入って100mほどのところ。倉本酒店の右は「チヨダハイクリーナー」の看板の店だが廃業しているようだ。さらに右に「やぶ茂」という蕎麦屋。写真奥は丁字路で、商店街は少し左に振れる。写真の家並みの向かい側に「洋家具製造卸 山田商店」の平屋の建物や、「中華料理 一番」があるが、共に閉店している。『 Deepランド>「南千住仲通り商店会」南千住、日光街道沿いの人情深い商店街』がこの商店街を詳しくレポートしていて、山田商店や一番の写真はそこで見ることが出来る。




上:澤田家具店、左:紅屋呉服店
南千住5-24。2013(平成25)年11月6日

澤田家具店は後の平屋が製作所なのかもしれない。1969年の地図では平屋の後の駐車場とその東側が「工場」で、澤田家具店の工場だったらしい。写真右奥を左に入ると「家具製造卸 澤田工業所」の古い3階建ビルがある。家具店と関連がありそうだ。
澤田家具店から右(東)へ3軒目の紅屋呉服店は2020年頃には看板を外してしまった。

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