ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




たぐち湯。足立区西新井6-3。2007(平成19)年1月27日

写真左端に鳥居が写っているのだが、環七通りの西新井大使参道交差点から西へ250mほどのところの北側にある「西新井浅間神社」。境内に「富士登山記念碑」があり、本殿の土台は富士塚の跡とも言う。
たぐち(田口)湯は1955(昭和30)年の開業(西新井・たぐち湯)で、建物もその時に建ったものだろう。なぜか、昭和38年の航空写真には写っていない。ずいぶんと大きな伝統的な外観の銭湯だったようだ。昭和30年頃には周囲に長屋風の借家が数多く建つようになり、銭湯の需要が急増したのかもしれない。2008年11月3日で廃業した。
写真手前の空き地は、今は建売住宅が立ち並んでいる。たぐち湯も住宅8棟に替わった。

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