ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 



彰栄保育福祉専門学校。文京区白山4-14
1988(昭和63)年3月13日

彰栄保育福祉専門学校は、一般に「幼稚園の先生」と言っていると思うが、「幼稚園教諭」を養成する専門校。学校のHPによると、「122年前アメリカから派遣された1人の婦人宣教師により作られた幼稚園教諭養成塾から始まります」ということで、「1896年(明治29年)東京幼稚園保姆養成所として開設。後に東京保姆伝習所と改称」したという、歴史がある学校だ。彰栄幼稚園は1898年(明治31年)の設立。1917年(大正6年)に「保姆養成学校」として東京府の認可を受ける。1954年(昭和29年)に「東京保育女子学院」と改称し、1976年(昭和51年)に専修学校となり「彰栄保育専門学校」と改称した。現行の名称は1992年(平成4年)から。
写真の本館?は、『日本近代建築総覧』に「東京保育女子学院、建築年=昭和7年、RC3階建、設計・施工=清水組、外壁一部タイル張、竣工時写真有り」で載っている。
周囲は空襲で焼き払われた地区で、本館も火が入ったと思われる。現在、写真の門は改修されて、レンガの門柱と飾の入った門扉、および塀になっている。あるいは昔のものに復元したのだろうか。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )