ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




丸十小泉東京支店。中央区日本橋浜町2-23。1986(昭和61)年7月6日

新大橋通りの、清州橋通りとの浜町中ノ橋交差点のすぐ南。丸十小泉東京支店のビルは、昭和11年の火保図にある「藤井ビル(タ三)」(「タ三」は防火建造物3階建)だろう。火保図ではビルに「タバコヤ、ソバヤ、〒」の記載がある。
「丸十小泉」は「小泉産業」(本社は大阪)という照明具や学習机などの製造をしている会社の「グループの系譜図」に出ている、「丸十小泉商店(昭和8)」、それが組織変更したらしい「㈱丸十小泉(昭和40)」かもしれない。この会社は「㈱日本きものセンター(昭和48)」につながっているので呉服関連の会社だったと思われる。
下の写真が10年前のもので、「FMJ Co.,LTD.」という会社のペルシャ絨毯を売る「カーペットミュゼ」になっている。現在は写真左の2棟がそれぞれ10数階建てのビルに建て替わり、カーペットミュゼのビルは1・2年前に取り壊された。


Carpet Muse'e。日本橋浜町2-23。2008(平成20)年12月29日

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