ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




三軒長屋。墨田区墨田3-13。2008(平成20)年12月6日

「本通り」にあったスナック・カドの横を北へはいったところで、赤線街だった頃は「花園通り」といった路地である。3軒の古い家が並んでいるが、よく見ると1階上部のモルタル壁が2軒分共通で、古い航空写真を参照すると3軒長屋である。『玉ノ井 色街の社会と暮らし』(日比恒明著、2010年、2800円)の「昭和28年頃のカフェー街」の地図では「松鶴、ロマンス、末廣」というカエーだ。ストリートビューで見ると、取り壊されて整地されているから、今頃は住宅が建ったかもしれない。


壺。墨田区墨田3-14
2008(平成20)年12月6日

三軒長屋から少し南にいった向かい側。看板に「おでん/お茶漬/壺(つぼ)」の文字が残っている。現在は完全に塗りつぶされてしまった。切妻屋根を直交させた特徴的な屋根は、昭和22年の航空写真に見えるので、戦前築の建物らしい。「昭和28年頃のカフェー街」の地図では「スミダ」というカフェー。

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