ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




3棟の二軒長屋。中央区勝どき3-4。1989(平成1)年11月26日

現在の勝どきビュータワーの南の横丁で、月島第二児童公園の向かい側。同じ造りの看板建築風の二軒長屋が3棟並んでいる。昭和22年の航空写真に写っているので戦前からあるものだろうが、戦前の火保図(昭和9年頃)では勝どき3-4の街区は工場ばかりだから、写真の長屋は昭和10年代の建築らしい。
現在も残っているのは3棟の長屋のうち、両端の2棟の各1軒。



中村水産。勝どき3-4。1989(平成1)年11月26日

中村水産としたがほんとうは推定である。中村水産だとすると信号の交差点は月島第二小学校の南東の角になり、写真で右へまがると1枚目写真の長屋の前を通って清澄通りに出る。建物はいかにも工場の事務所棟のような感じだ。現在は「エスポアール勝どき」(2012年6月築、7階建て16戸)というマンションになっている。
左奥の白い壁の建物は1986年の地図では「区立勝どき敬老会館/勝どき児童園」で、「都立水上小学校付属学寮」があった場所だ。

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