ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




左:たぬき、築地畜産。中央区築地2-8。2000(平成12)年2月19日
右:サルビア。築地2-8。1992(平成4)年2月16日

左写真は平成通りの宮川鶏肉店のある交差点を東へ入ったところ。居酒屋の「たぬき」が入る3階建ての家は、1階を商店にしたアパートのようなものらしい。肉屋の「築地畜産」は、昭和25年頃の火保図にある「新井肉店」が続いていたのかもしれない。その右の狭いビルは「赤坂ビル」だが、「赤坂洋服店」が建て替わったものだろう。
現在はたぬきの建物は「大阪寿司八竹」の3階建てのビルに替わった。赤坂ビルから3棟、「美容室つきじ」までが取り壊されて駐車場になっている。八竹のビルはいずれ大きい本格的なビルを建てるまでの仮建築のようだ。
右写真はたぬきの左の路地を覗いたもの。右手前はたぬきで、奥のグレーの建物の前に袖看板が見えるのは「サルビア」という、やはり居酒屋らしい。たぬきと同じ建物である。


美容室つきじ
築地2-8。1986(昭和61)年8月31日

変わったデザインの看板建築だ。アールデコでもなさそうで、『近代建築散歩 東京・横浜編』(小学館、2007年)では「壁面の幾何学模様が分離派風」としている。昭和25年頃の火保図では、「松屋医院」となっている。

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