ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




左:世界屋、大野屋。中央区築地4-9。1991(平成3)年5月5日
右:吹田(すいた)商店。築地4-11。1989(平成1)年11月5日

左写真の左端は黒田商店だが今は 江戸屋海産第三売場。そこの記事に一緒に掲載したほうがよかった写真である。世界屋とその右の大野屋はともに料理道具を扱う店で、両店とも今も写真と同じ古い建物で盛業中だ。大野屋の右に出ている屋根は新大橋通りの門跡通り商店街のアーケード。門跡橋なら晴海通りにあったが、門跡通りという名称はどういういわれがあるのだろう? 晴海通りの向かいに「大野屋商店」の建物が写っている。そこは今「パロス築地」という1999年11月に竣工した14階建てのマンションが建っている。
右写真は晴海通りの歩道から撮ったもので、吹田商店は昆布の専門店。現在は2007年10月に完成したビルの同じ位置で営業している。そのビルに、旧店舗の「株式会社/吹田商店」の金文字と2階の上の「古んぶ問屋」の文字とその飾り枠が再現されている。
写真奥の松沢商店は八百屋で、現在はビルに建て替わった。




三銀商店。築地4-11
1988(昭和63)年頃

右の道路が晴海通りの歩道でその奥が新大橋通りとの交差点。手前から、三銀商店(酒店)、伊勢啓(鰹節)。その先は写真では重なってしまっているが1986年の住宅地図では、「溝口商店・川又商店・新海商事、東山堂、ヨネモト、高島屋海苔店、吹田商店」である。
現在は三銀の裏にビルが建ってその前面、晴海通り沿いに、三銀商店、伊勢啓、鈴木水産の3棟の2階建ての商店が並んでいる。後ろのビルを建設するとき一緒に取り壊されて、ビルが出来上がると再び建て直したのかもしれない。

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